今の会社に勤めて14年・・・・
退職するこ事にした。
理由は複数の事が重なっての事である。
1つ目は収入に対しての会社からのウソ。
実は2年前に退職しようと申し出た事があった。
その時に所謂カウンターオファーと言うものにあった。
その時の約束に収入面に対しての約束があった。
書面によるものでは無く、口約束である。
1年目は約束通りの年収だった。(というより人員が少なかったので時間外手当で去年と同じだというだけだが)
2年目にあたる去年の年収は、人員も増えたプラス・コロナの影響があったとはいえ何の事前連絡も無く
バッサリカットである。
その時点で会社に対する信用は一気に無くなった。
2つ目は会社に取り巻く空気が濁りまくっているという事である。
10年ほど前に創業者が大手関連会社に自社株を売り、経営権が大手に移ってしまった。
そこから上層部は数年おきに出向という形で、親会社の方から社長や専務や常務やらが来るようになった。
とはいえ親会社の営業所長クラスの人で、定年を迎えた人が社長の立場で来るので経営センスがあるわけでも無い。
評価もいい加減極まりないものである。
まあ、ネットの悩み相談とかによくある「THE定番」のやつである。
サラリーマンである以上、どこでもそんな悩みはあるのは十分承知である。
だからといって奴隷契約をしているわけでは無いので、身の振り方はこっちが決める事だ。
3つ目は職場のモラルが崩壊しているという事だ。
小さい会社という事もあり、勤務態度が1社会人として全くなってない社員が何人かいる。
自分の仕事が終わったら堂々と休憩を始め、他の社員の手伝いもしない。
上司には舐めた態度で接し、そこに嚙みつかれたくないので上司も下手に出る。
そいつらの仕事のカバーは、言いやすい僕みたいな社員に回って来る。
賞与前の評価もそいつらの自己点数より低くすると噛みつくので、上司も良い点数で会社に報告する。
蓋を開けてみれば、そいつらの方が収入が上という地獄絵図のような話だ。
事務所の中も村社会の様な雰囲気で、明るさのかけらもない。
人の入れ替わりもほぼ無いので昔からの人間しかいない。
10年以上いても事務所の中に入るとアウェイ感しか感じないのである。
年齢的に41歳という事もあり、転職には遅い年齢だ。しかしこのままここでグズグズ言って定年までの19年を過ごすより、
行動しなければと思い、求人を見る日が続いた。
家族にも迷惑が掛かるが、
「動き出したら俺は誰にも止められないっすよ。止められないっす」
というマネーの虎で武道館でライブするといった「懐永」の様である。
(知らない人は「マネーの虎 武道館」で検索してみて下さい。久しぶりに見ると面白いですよ)
そしてある求人を見つけ、「話だけ聞くのはタダだし」くらいの気持ちで面接を受けにいった。
「行動する」というのが大事である。
そこで採用の結果をもらった。
今よりも収入は下がるが、「前を向いて進むのみ」という決意が固まった。
そして上司に報告し退職する運びとなった。
一応引き留めにはあったが断った。
最後に人間性というものがよく分かる。有志での「お餞別」を頂いたのだが、
頂いた人の名前が載ってあった。
部署は違えど頂いた方や、部長という肩書が付いているのに名前が無いやつ。
もちろん有志なので頂けたら有難いくらいが正解なのは分かっている。
しかし敢えて「やつ」呼ばわりさせてもらう。
このヘドロみたいな会社の常識の無さは昔から知っていた。
振り返ってみれば職場不倫してるのが3組もいるし、過去には横領してクビになった奴と弁償で済んだやつ(この時点でおかしい)
週に1回事務所を掃除しにくるおばさんを思いつきで経理の社員として雇ったり。
何の説明もなく特定の人だけの昇給を止めたり、特定の部署だけ手当てを無くそうとしたり。
まだまだあるがこのくらいにしておく。
転職にあたって正直不安もある。人間というものは環境が変わる事に大きなストレスを感じる生き物である。
しかし適応能力というものも早く身に着ける生き物でもある。
3か月もいれば環境にも慣れるだろう。
そこを不安がって一歩を踏み出さないより、3か月後を信じて進んだ方が、前の環境でいるよりもずっと良い。
もちろん次の職場がヘブンだとも思っていない。
大なり小なりストレスはあるだろう。
しかし言える事は、その時に目の前にある仕事を確実こなしていくという事だけだ。
有給が結構残っていたので、7月一杯は有給消化で過ごす予定。
じっとしていても仕方ないので、ウーバーイーツや出前館でもしようと思ってます。