おととい木曜の朝

殆ど交流のない兄からの着信。

最も親い、本当にお世話になった

愛する従妹の訃報。

 

元気で、暖かくて、頼りになる

大好きで、大好きで大好きな従妹

ありがとうしかない。

 

実家の購入では貴女がいなければ為しえなかった。

我が父母、そして我が兄弟、全ての運命を作った彼女。

 

私が中学生1年生の時、父が彼女に電話で家の購入について

依頼していたこと、今でもはっきり覚えている。

貴女のおかげ。

それ以来、貴女の父である私の叔父、父の弟の家のすぐ近くに

家を持つことができた。

父が死去した時、我々は東京にいて

貴女と貴女の今は亡き夫が父の亡骸を発見してくれた。

 

我が母が亡くなり、その葬儀が

最後のあなたとの対面のときだった。

 

私が19歳の時、火葬場で焼かれる父

その一筋に天に昇る煙を指さし、「あれがお父さんだよ」と言った貴方。

 

小学校低学年の夏休み、貴女の子供達と東京の別の従弟と一緒に連れて行ってくれたプールでの

楽しい思い出。その時の一言一言、笑いの場面が昨日の事のように浮かんでくる。

 

顔を見たい、見送りたい

どうしても、そうしたい・・・・

私の思い。

イライラした。兄から第一報があって以降

どれだけ待ったか…。

彼は元々そういう人。こちらから何度着信を入れてもその日はなしのつぶて。

金曜の朝、礼服を整えて、出勤。

午後に代役がいない仕事があったから、

終わったらすぐ上野へ向かい特急に乗ろうと思った。

しかし、やっと繋がった兄からは「斎場に安置されている。顔を見られるのは16時まで。」

「葬儀は日曜、子どもらだけの家族葬。近隣に住み交流の深い従妹たちも葬儀には参列しない。」と言われ

萎えた。斎場へは車の送迎なしには行けない。

金曜は礼服ごと持ち帰り、土曜で治すなら自力で顔のみ見に行き一人で見送る。または、日曜の早朝、自力で顔のみ見に行き一人で見送り葬儀の前に去る。

どうしたらいいのか、今の今まで悩み泣くしかない。

悲しい、会いたい、顔を見ておきたい。もう6年も会っていない。

どうせ、すぐあちら(あの世)で会える。とも思いなおしてみる。涙しかない。

何て言う世の中なのだ!?家族葬という時代。会いたいよ!!

貴女だけは顔を見て見送りたいよ!!!!!!

悲しい。

寝ようとも思えない、あと数時間もすれば貴女は荼毘に付されてしまう。

私の父が煙となって空に立ち上っていったように、貴女もそうなるのに

私はそれを見上げられない、分かれを告げられない。

東京にいるしかないのか。。。

悲しい。悲しい。悲しい。

別れとは・・・

今のこの世に生きるとは。。。うたかたの。。。。

あちらで待っている父母、全ての血縁、親しい人々、愛した魂、、、

そちらが永遠なのでしょう。

今に拘らず、今世はうたかたと思い、

自分が去る日を待ちましょう。

あなた方に熱いハグができる日まで。

私は明日ともわからない。消化試合をしましょうか…。

何のために生きましょうか…

子どももいない、パートナーもいない、両親も去った今、

私は先にあちらに行った愛する魂の元へ行くまで、短い時間を如何に、何に費やせばいいのでしょうか。

虚しい、そして寂しい。

昨日、私は世のために働きました。そして今日、とある対象者のために数時間をボランティアで尽くしました。

(二人の対象者のうち一名は急用にて不在)

夜は残念ながら対象者からキャンセルがあったため、貢献はできませんでした。

予定には入れていたので、残念でした。

私は世の中のため、人のために時間をささげようとしていました。これらの心積もりがあったため

手放しで彼女の元へ走れなかったのは事実です。

でも、結果私の心を優先することはできなかった。

明日、貢献予定者からキャンセルを受け時間はあるのに、やはり家族葬と言われてしまうと手放しで行くのはためらわれてしまい

自分の心を優先することはできない。

今の時間まで、涙しながら葛藤するしかない。

この世の無常。

会いたい、顔を見て見送りたい。

貴女だから…。

ありがとう。本当にありがとう。

愛しています。私の親戚であって嬉しい人。

血のつながりに感謝。また会いましょう。この繋がりは永遠。貴方の姿、貴女の声、貴女の生き方、貴女のしてくれたこと

全て忘れません。

ありがとう。本当にありがとう。大好きです。大好きです。

また会いましょう。

お疲れ様。

ここから心を込めて。