くるくると

傘をまわして


雨水は

遠くに

飛んで



わたしは


あの日に

もどる





ながい

みちのりと


おもえたものは

ほんの

一瞬にしかすぎないのを



たしかに

しっていたはずなのに




いつも


暖かかった

あの

日々に

もどっていきたい




いつも


護られていた

あの

時間に

乗り遅れたくない





たどる先は


いつも

真夜中の夢



ずっと

そのまま



醒めなければいいのに