アスファルト道を
ゆるく流れる
冬の名残

こんもりと
道のわきの
重なりを

とかし


やさしく
こぼれる
雨は



春への
近道切符


ねえ

思い出して




そうだったじゃない

いつだって




繰り返される
しあわせの

はじまりに


むねを

ときめかせて
いたじゃなの