発泡パイプカット錘製作の後編として、材料の接着や仕上げの様子を紹介します。
まずは、用意した材料のうち、錘部分と発泡材を発泡スチロール用接着剤でくっつけます。
接着剤は錘の先端部もしくは発泡材下部の穴に塗ります。
乾かして接着したことを確認後、塩ビパイプを発泡材の上部からはめて、同様にくっつけます。
発泡材と錘の外径およびパイプの内径が13mmで揃っているため、すんなりとはまる場合がほとんどです。
しかし、ごくたまにパイプの内径もしくは錘の外径が規格よりも若干ズレていて、ハマりにくい品があります![]()
この時はペンチや金槌を使った力技が必要です(笑)
続いての工程は、錘のキャップを上からはめて接着剤でくっつけます。
あとは、キャップから出ているステン線を適当な長さを残して切断します。
ステン線をスリーブで強化する時は2cm程度残した後、スリーブをはめてからペンチでアイを作り、ハンダ付けで処理します。
また、スリーブを使わない場合は1.2cm程度残しアイを作りますが、アイの作り方次第でハンダ付けを省きます。
あとはキャップとパイプの境目、パイプと錘の境目のそれぞれにエポキシ系接着剤を塗ります。
さらに、後でキャップとパイプの境目にテープやチューブで保護するために、接着剤が乾いた後、羽根下部を5mm程度削っておくとよいでしょう。
その後、キャップとパイプの境目、パイプと錘の境目を中心に、好みのテープで巻いてから、熱収縮チューブを巻きます。
ホットガンを持っていない時は、ガスコンロの火で処理しようとして、発泡が焦げそうになった時が何度あったことか・・・
出来上った錘の重さを計測すると、パイプが7cmのタイプで
110gを号数に換算すると約29号となります
パイプを1cm長くしたり短くしたりすることにより、3〜4g程度(号数換算で約1号分)重さが増減します。
こうして無事に出来上がり。
あとは釣り場で試すだけです。
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なお、先週土曜に一本ロストしたため、翌日に別のパイプを使って5本ほど追加製作いたしました。
パイプ部分を従来品から変更し、高級感のあるステンパイプ(外径16mm)を使ったものと、砂地ひマッチする茶色の塩ビパイプ(内径13mm外径18mm)を使ったものを作ってみました。
ステンパイプのほうは心なしか曲がっているように見えますが、気にしないことに
また茶色パイプを使った錘の一本は底が平らに変形していますが、これは錘がパイプにはまりにくかったため、無理やり金槌で叩いたことが原因です(笑)
参考までに、パイプの価格は黒いパイプが140円/m、茶色パイプが400円/m、ステンパイプが140円/0.3m。
これらパイプ部分の材料費を7cmタイプのものに換算すると、それぞれ約10円、28円、33円になります。
発泡材と錘の材料費を合わせると、1個あたり200円弱になります。
これは安いのか高いのか?!
乾かす時間を含めて半日(5時間)で5個作る場合、市販の1個1000円のフロートシンカーを買う時と比べ4000円の節約になる計算。
時給に換算すると800円。
バイト学生の時給を下回るほどでした
もっと生産性をあげないと割にあいませんね。
それではまた。










