回転数やボーダーなんぞ気にしていない? | DJラオウのニコニコ日記

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パチンコ・パチスロについてマジメな話を中心に書いてます。
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回るん海がなかなか厳しい状況なそうで、実際、ボーダーやら回転数やらをユーザーはどの程度意識しているのかが気になり、ニコ生を使って調査してみました。


※枠あたりの視聴者数250~300


まずは背景


Q:4パチと1パチ、どっち打ってる?

ほぼ4パチ 36.6%

ほぼ1パチ 48.8%

両方そこそこ 14.6%


大体いつも通り。市場との相違は「両方そこそこ」がやや少なめ。1パチと4パチの比率は市場に近いですかね。


Q:頻度は?

週3回以上 28%

週1回以上 32%

月に2回程度 22%

月1回以下 18%


週3回以上のヘビーユーザーが市場よりも少し少なめ。週1回以上の比率は市場よりもかなり高め。総合的には市場よりもヘビーユーザー層寄りのサンプルということになりそうです。


Q:何を一番に遊技していますか?(4パチ)

金を儲けたい! 54.1%

暇つぶし! 45.9%


ある意味、凄まじい数値かと。「第一目的がギャンブルでない」≒「勝てると思ってない」ということ。いつでも1パチに移行しておかしくない層だと思います。


Q:何を一番に遊技していますか?(1パチ)

金を儲けたい! 20.5%

暇つぶし! 79.5%


こちらはすんなり飲み込める数値。80%はもうギャンブルしてません。


Q:打つ台の等価ボーダーは把握して打ちますか?
はい 61.2%
いいえ 38.8%


すごいです。勝ち負けのコントロールに最低限必要な等価ボーダーを把握せず打ってる人が、なんと4割。はっきり言って、ホールを甘やかせ過ぎです。放送中に思わず「おい、いい加減にしてwww」と口に出しちゃいましたw

ただ、こうなった経緯としては、


等価ボーダーを気にしなくなった⇒×

等価ボーダーを気にするような収支コントロールに積極的なユーザーが減少した⇒○


というのが正しいように思います。


Q:回転数はどの程度気にして遊技しますか?
最初から最後まで数えてる 17.1%
現金投資段階だけ数えて、持ち玉になったらめんどくせ!44.3%
数えていないが、気にはしている 31.5%
そんなことより波を重視 7.1%


ということで、こちらの設問もこんな結果。もう回転数を数えることすらしてないユーザーが30%を超えています。「本日の運試し」という遊技をされている状況ですね。ちゃんとコントロールしようとしている人はわずか17%というのはなかなかすごいです。


Q:一番改善してほしいのはどれ?
出玉 45.8%
演出 36.1%
遊技環境 18%


すごいですね。なんでしょうね。パチンコって。



ということで、私が思ってる以上にみんな回転数なんぞ気にしてないという結果でした。

みなさんはどんな印象でしたか?


「釘や回転数を気にしてないなら、やっぱり出玉で集客は必要なしだな。どうせ商圏競合と消耗戦になるだけだし。」と思われたでしょうか。



私は違うと思うんですよね。

なんていうか、もう、ユーザーサイドはあきらめの境地に差し掛かってるから、こういう結果なんだと思うのです。


で、こんな質問を最後にしてみました。


Q:パチンコを…
続けたい 22.7%
できれば 39.3%
やめたい 27.9%
やめた 10.1%


続けたい人が4人に一人もいません。

そりゃ、そうなりますよ。収支コントロールをせずに遊び続けられるほど、今のパチンコは甘くありません。ボーダーくらいは把握して、余裕のないときは上手に遊ぶくらいのスキルはないと趣味として続けらないです。続けられないから1パチ、そして、みんなドロップアウトしていく。


みんな、多分、「トータルで勝たせろ」とは言ってないと思います。もう続けられないだけ。



これらから読み取れる状況はこんな感じでしょうか。


「4パチで遊んでたけど、ボーダーなんぞ回らない。ならば、運勝負ののるかそるかでMAXタイプしかないでしょ!」(遊技から単なるくじ引きギャンブルへ)

同じ収支でも、高射幸性スペックは「勝率が低くなる」ため、必ず立て続けに大負けするときがくる

「やばい!パチンコ、まじやばい!無理無理!1パチにしよっと」(1パチドロップ)

勝ち負けをあまり気にしなくなる(目的がギャンブルからひまつぶしに)

「あれ…?1パチよりももっと低価格で楽しい遊び、他にもいっぱいあるやん!」(ドロップアウト)




パチンコ、パチスロが他の娯楽産業にはない「ギャンブル」という要素を持たずに勝てると思いますか?「ひまつぶし」の土俵、つまり、他の娯楽産業と同じ土俵に上がってしまったら、間違いなく負けると私は思います。


「勝ったり負けたり」で、長期的にみてお小遣いの範囲のなかで「負けてる」


業界とユーザーがWINWINになるのはこれしかありません。



ちなみに今日からファン感謝デーが始まりますが、その感覚で遊べる出率環境があってはじめて、いろんな施策が効果を発揮するのではないでしょうか。