20日12時の記事で
「6つの係数」
をテーマにした。
予備知識のない人にとっては
?????
だったのではないかと思う。
毎年,10万円ずつ5年間2%の利率で
積み立てると5年後にはいくらになるか?
このときは「年金終価係数」を用いるのだが,
表を見ると「5.204」と書いてあるので,
100,000(円) × 5.204 = 520,400(円)
という計算ができる。
ただ,この数値に納得いかないのは,
5年間の積み立てで
最初の10万円の積み立てが
1年後であること。
そして,最後の積み立てが5年後で,
5年後に10万円を積み立てた
その瞬間の金額が520,400円である。
最後の10万円は運用していない。
「毎年(毎月)積み立てしましょう。」
と言って,
「じゃあ,最初の積み立ては1年(1月)後で。」
っておかしいでしょ。
今,始めようよ!
ま,1年で積み立てる10万円を用意する
ということかもしれないが・・・
実際によくある積み立ては
今,10万円を積み立てて
最後の積み立てが4年後。
最後の10万円も1年間運用して
5年後いくらになるかではないか。
ちなみに,この場合,
電卓で計算して小数点以下を切り捨てると
530,812円となる。
(520,400×1.02=530,808となるが,
係数には誤差があるため結果が異なる。)
だから私は表を使わずに
等比数列の和の公式で計算したい。
等比数列の初項が変わるだけである。
公式は頭の中に入っているので,
電卓があれば10秒程度で計算できる。
もちろんどのタイミングで積み立てるか
今からなのか1年(月)後からなのか
電卓や表計算ソフトを使えば
いろいろなパターンで計算できる。
この「6つの係数」そのものは
試験でしか役立たないような気がしている。
「○○係数」といった用語を覚えるのも
面倒くさい。