defective-fullmoon
歩くのは今日がはじめてで
靴音が未だ不安気だった
光が足りなくて 前がよく見えない
ねずみ色の雲が今日の相棒
歩き出すのは今日がはじめてで
風は冷たくて頬を冷やした
ずっと向こうを見るには
街灯の明るさは邪魔になる
「おねがい すべてのあかりを けして」
今日はまだ満月には足りない
でも中途半端なあたしにはちょうどいい
歩き続けるのは今日がはじめてで
前を見ることを思い出した
君を失ってから はじめて。
0に戻るか100まで走るか
もう決まっているはず
涙を流して乾かして
靴を履きつぶして
取り戻すにはあと少し
まだ満月には少し足りない