作詞:小酉


―― 狂気 ――

何か僕に甘い言葉を 嘘を察し顔を探し出す
今只管に手を使い 物を持って華を咲かすのか

・待て  ・喰え 
・苦悶でも願え  
・視よ  ・吐けよ  ・叫べよ
・裂け  ・振れ 
・不可能でも殺め 
・入れろ ・傷を付けるな

高寿も労働も知りたくない思想が在るのだ
何故だろう・・・
今日から探し求めて居る 可笑しいのだろう
哭いて訳を伝える子供の咆哮
噫 喉を通れ


―― 欲望 ――

記憶が増して過労死を 身は絶えた 真も知らずに
成る可くなら生き残りたい 嘘を消して食べれば悦楽

・待て  ・飲め 
・怖くても願え    
・看よ  ・吐けよ  ・叫べよ
・裂け  ・出せ 
・引き出しても入れろ 
・触れろ ・意味を造れよ

考査と恍惚の苦悩が無意識に在るのだ
何故だろう・・・
歎訴が素晴しいのは真なのに
哭いて訳を伝える子供の咆哮
噫 鼓動よ鳴れ


―― 裏切 ――

「透視したい・・・不運は厭、嘘を云う。
 また違う。
 腐敗した僕の顔を視えて居れば苦労を知らぬ。
 期待外れで遺体塗れで背むいて行く・・・此の浮世を。」