確定申告が終わりました。

イータックス自体は、始まったころと比べれば慣れもあるが、分かりやすくなったような気がします。

 

しかし、退職して健保組合から国民健康保険に替わってからは、大変な重税感です。

任意継続は2年間同じ保険料なので、収入が極端に減った場合は国保に替わった方が負担も減るかと思ったのだが、そんなに変わらなかった。

国保の仕組みを理解してなかったせいもあるが、国保ってサラリーマンと比べると非常に不利ですな。

 

所得税はいろいろな控除、特に株や先物取引の場合、損失の繰越しや口座毎の損益の相殺を使って納税額を減らす事ができるが、国保の保険料は所得で決まってしまいます。

 

前年までの繰越し損や他の口座の損失を取り戻そうとしても、所得は所得として計上されてしまうので、確定申告して納税額はゼロだが国保の保険料は年間100万円以上払わなければならないこともあり得る。

 

ワシには関係ないが、そもそも国保には扶養という概念がない。

世帯の人数が増えれば均等割(一人当たり〇〇円)が追加される。

自治体によっては違いがあると思うが、傷病手当金や出産手当金も原則的にない。

平等割(一世帯当たり〇〇円)は仕方ないとしても、所得割(税率7%くらいかな?)は負担が大きい。

 

各人の所得から基礎控除43万円を引いた額の合計(算定基礎額)に税率を掛ける。

所得によって軽減ルールがあるので2割、5割、7割と負担率が変わるが、165万円以上では軽減はされない。

普通に考えれば、最低賃金でもフルタイムで働けば軽減税率にはなりません。

 

自営業や早期退職者にとって食品の消費税率より、社会保険税の方が比べ物にならないくらい大きな負担ですな。

自分が国保になって、チームみらいの安野さんが消費税より社会保険税を下げるのが優先だと言うのがよく分かりました。

 

ワシも会社勤めしていた時は、年末に損切りして利益を圧縮して確定申告で還付金もらう作戦をしていたのだが、それが通用しなくなった。

確定申告してしまうと所得が計上されて国保の保険料が上がってしまう。

源泉徴収ありで特定口座の20.315%の税率をおとなしく受け入れるしかないと気付きました。

 

そして、申告分離課税の先物やFXなどは、損失の繰越は出来ても儲けた年にしっかり所得が計上されてしまうので効率が悪いと気が付いた。

国保の人は、源泉徴収ありの特定口座とNISA口座で頑張るのが一番効率がいいですな。

 

暗号資産なんか、もっと不利で、儲かってもなるべく少しずつ利食いして、所得を抑える工夫をしなくてはなりません。

まぁ、やらない方がいいかも。

 

国保の不利な点や、経営が行かなくなった零細企業を廃業に追い込む(救済しない)ような国の制度を見ていると、どうも分かってやっているような気がします。

国民総サラリーマン化や労働力の流動化を狙って意図的にやっているように感じます。

 

単なる制度の不備というより、国家のデザインとして設計されているというのが本質でしょうな。

国民を総サラリーマン化して巨大な労働管理システムの中に留め、非効率な事業所を潰し成長産業や生産性の高い企業に労働力を移しやすくする。

そう考えるのと合点が行く。

消費税が赤字の中小零細企業を苦しめている、と参政党の安藤幹事長が消費税批判をしているが、最初から苦しめるつもりだったと思えば、失われた30年と言うけれど、国が何もしなかったのも納得できます。

 

ということで、今年はマイナスになった特定口座が無くて、損益の相殺もせず、個人年金の申告(住民税申告の代わり)だけで終わった。

来年度は国保の保険料が少しは下がりそうで良かったです。