中3息子リク(仮名)には兄弟がいますが

ディスレクシアについて伝えていません。

そう、兄弟であっても伝えるか、伝えないか

悩ましい問題なのです。

 

そもそも、本人がディスレクシアであることを

知ったのもここ1年くらいのことです。

 

それまでは読み書きが苦手というだけでした。

 

あまり他の発達障害の傾向がなかったため

対人関係でのトラブルは一切なく

友達とも普通に付き合ってきたと思います。

 

なので、周囲のお友達もリクがディスレクシアであることを

知らないと思います。

そもそもディスレクシアとはなんぞや?という感じでしょう。

 

実際私の周囲でリク以外のディスレクシアの人に会ったことがなく

私自身はこのブログを書いているように、書けるし(打てるし)

読むこともできるので、理解することが難しいです。

 

リクに対しては、難しい言葉の場合はかみ砕いて説明しています。

 

先日も5年ほど関わってくださっている支援の方から

 

リクくんは朗らかで優しく稀有な存在です。

 

と、連絡用のノートに書かれました。

 

けう って? 

珍しいってことだよ。

めったにいない人だって。褒めてくださっているよ。 のように。

 

5年もリクを見てくださり、応援してくださり、

支えてくださって。。。

そんな風に表現してくださって、感謝しかありません。

 

年齢が上がっていくにつれて、使う言葉はだんだん難しくなります。

中学校の漢字帳を見ていると、こんなにも難しいのか!と

驚きます。

 

リクは小学校4年生くらいの漢字までは読めますが

その先は読めるものと読めないものが混じります。

それを今後どこまで伸ばせるか、が重要になります。

 

書くことはあまり頑張らせる気はありません。

私自身手書きをする機会があまりないので

読めること、それが必要な力だと感じています。

 

最初に戻りますが、兄弟に伝えるか、が難しいです。

リク本人のごくプライベートなことをなので。

ただ、本人が成人する18歳くらいには伝えようかと思っています。

 

この先、兄弟に力になってもらう場面が増えていくかも

しれないからです。

手伝ってもらう時のお願いの仕方もリクは学ばなければ

なりません。

 

親元にいる時は私たちが契約の書類等をかわりに読み、理解して

本人に伝えることはできますが、自立したら自分でやることになります。

当然だまされる可能性もありますし、勘違いしてしまうこともあるでしょう。

 

赤の他人ではなく、身内に味方を作る必要があるので

成人するタイミングが頃合いかなと思っています。

 

読み書きが苦手である

 

ということを周囲に広く知れ渡ることが、本人にとって

いいことなのか…難しいです。

特に子供の頃は周りにいる子たちにもよるでしょう。

いじめまで発展しなくても、意地悪は簡単にできますから。

 

大人になってからも、犯罪に巻き込まれないか心配です。

ですから、私は周囲に知られないように注意を払ってきました。

これからも言うつもりはありません。

 

このブログは私のインスタとつながっているため

リアルなお友達が読んでいる可能性があります。

進路についての、入学拒否等のことも周囲には一切伝えていません。

リクと夫と私しか知りません。

 

そのような理由がありますので、こちらを読み、

事情をお知りになりましても、他言しないようお願いいたします。

リクを守るためにご協力、お願いいたします。

 

このような状況になり、落ち込んでばかりですが

少しだけ明るい兆しが見えています。

まだ再度の面談日になっていないため

結果はお伝えできていませんが、必ずこちらに報告をいたします。

 

そっと見守っていただけますと幸いです。

 

 

※知られたくないなら、書かなければいい…

とも思ったのですが、

今回のことは自分自身では抱えきれないほどの衝撃でした。

どこかに吐き出さないと、泣いてばかりの状態になり

前を向けなかったのです。

 

そして同じように、合理的配慮を求める保護者の方々に

こんな例もあるので、気をつけて!という注意喚起でもあります。

 

お読みいただき、ありがとうございました。