あかは左利き。
両手ともますかけ線の
手相をもつ
おかあちゃん大好きっ子。
甘えっちょいますかー?
と聞くと、
はーーーーーいっ!!!
と大きな声で返事をして、
ニコニコとかけよってくる。
抱っこが大好きで、
どんなに怒ってても
どんなにすねてても
どんなに泣いてても
どんなに眠くても
YouTubeに夢中になっている時でさえ
抱っこするからおいでと言うと
すぐに手を伸ばして
笑顔で
抱っこを求めてくる。
あかがお話してくれた、
忘れられない話。
おかあちゃんのお腹に入る時の話。
あおはすべり台でしゅーっと
おかあちゃんのおなかにはいって、
きいはブランコでぽーんって
はいって、
それでね、あかは
クモの糸でするするするーって
おかあちゃんのおなかの中に
入ったんだよ。
あかはお腹のなかで、
いっしょうけんめい
修理をしてたんだよ。
(3人とも帝王切開で産んだけど、
あかの時、先生が
「前の帝王切開の傷(あおの時の傷)がどこだか
わからないくらいキレイに治ってる」
って言ってた・・・)
おかあちゃんに会いたいから、
来たんだよ。
・・・なんとも絶妙な三者三様な
お腹への入り方。
あおの性格的に決められた道を
疑問も持たずに素直に
すべって来た感じがするし、
きいは笑いながら適当(笑)に
ぽーんと飛んだ先に入った感じがするし、
あかは、自分で入る先を決めてはいってきた
かんじがするし。
おかあちゃん、納得しちゃいました。
そんな強い思いで来てくれて
ありがとう。
間違ってほかのお腹に
入っちゃったらどうしてた?
なんて聞いてごめんなさい。
びっくりした顔で必死に
おかあちゃんに会いたい!
会いたい!会いたい!
と叫んでぎゅうっと抱きついてきて、
おかあちゃんは泣きました。
いつまでも甘えっちょでいて欲しい。
けど、あかがいちばん
反抗期がすごい気がするし、
たくさんおかあちゃんを
求めてくれた分
大きくなったら自由にどこかに
羽ばたいていきそうな気がする。
あかはきいの寝かしつけが終わるまで
いつもじっと寝ないで待ってる。
きいが寝たからあかの番だよ
まっててくれてありがとう
とささやいた時の
あかの嬉しそうな顔。
写真には残っていなくても
絶対にずっと忘れないから、
あかが羽ばたいていっても
きっとさみしくなんかない。
甘えっちょだったときの
あかの話を、
大人になったあかに
いつかしたいなと思うおかあちゃんです。