日本列島を鉄道で縦断してみよう・・・
経路を検討した結果、決めたのは、
最も長いローカル線「飯田線」に挑戦することに決めました。
「飯田線」は、愛知県豊橋市から、長野県上伊那郡辰野町までの215.3㎞を北上する路線。
そして、
辰野駅から塩尻駅を経由して松本駅(26.6㎞)に向かい、
さらに、大糸線に乗り換えて糸魚川駅(115.9㎞)に抜けるというコースです。
決行日は、2009年4月11日(土)、快晴。
桜も見ごろでした。
豊橋駅の名物駅弁「稲荷寿し」を買い、普通列車に乗車。
●飯田線は豊橋駅1番・2番ホームから出発 2009年4月11日
●豊橋に向かって豊川駅を発車 2009年4月11日
先頭車両の前方に、見慣れない札が下がっていました。
「荷物室」と書かれています。
「荷物室」というより、「荷物スペース」です。
床に置かれた袋を停車駅で、駅員さんに渡していました。
一体、何が入っているのかなぁ・・・?
●先頭車両から(新城駅手前) 2009年4月11日
●三河大野駅ホームにて 2009年4月11日
●通学に利用してます(三河大野駅) 2009年4月11日
中部天竜駅で、何組かの家族連れが下車。
駅横の「佐久間レールパーク」が目的のようでした。
この「佐久間レールパーク」ですが、
2009年11月に、その18年の歴史を閉じるとか・・・
●佐久間レールパーク 2009年4月11日
中部天竜駅を超えてから、天竜峡駅までの間に、
なんでこんな所に駅が必要なの・・・???
と首をかしげたくなる駅がいくつかありました。
3県境の「小和田駅」でも、一人の青年が列車を後にしました。
●愛知県・静岡県・長野県の境「小和田駅」 2009年4月11日
●落石、大丈夫かな・・・?(伊那小沢駅) 2009年4月11日
中部天竜駅前で買った缶酎ハイを飲みながら、
窓の外の景色をずっと眺めていました。
春の光でキラキラしていました。
●先頭車両から(天竜峡駅) 2009年4月11日
●単線のため待ち合わせ(伊那八幡駅) 2009年4月11日
車両の色は、大切。
「飯田線」を走る車両の色は特徴がなく、物足りないなぁ。
例えば・・・ですが、
東海道線から撤退した、あの緑とオレンジ2色の車両を、
走らせてみてはいかがでしょうか・・・・?
●缶酎ハイを飲みながら、春の景色を 2009年4月11日
「飯田線」の終着「辰野駅」では、松本行きの列車を待つ間、
夕陽が当たるホームで、松本清張のミステリーの読書。
それ以外に何もすることがありません。
●辰野駅ホーム 2009年4月11日
●松本駅まで乗車する列車が到着(辰野駅) 2009年4月11日
松本からは、大糸線に乗り換え、さらに北上。
松本駅を出発したときは、もう真っ暗。
どっちみち金沢に戻れないので、途中の穂高で宿泊。
翌朝、穂高駅から、再び、大糸線に乗り北上。
電化されている南小谷までは、ミステリーを読んでいました。
そして、南小谷駅で、キハ52に乗り換え。
結局、
豊橋駅を10時過ぎに出て、翌日の13時近くに糸魚川に到着。
全行程357.8㎞という、時間的には贅沢な普通列車の旅でした。