鳥巣清典の時事コラム1635「スロー『ホールドしている指は自分のヘソに当てる事でボディは斜め』」 | 絶対に受けたい授業「国家財政破綻」

鳥巣清典の時事コラム1635「スロー『ホールドしている指は自分のヘソに当てる事でボディは斜め』」

社交ダンス。
スローフォックストロット。



①「”ぴょこん、ぴょこん”と上下する」
U子さんから指摘されたクセについて、ピアノ調律師のТ氏に相談。
予想した通り、「もっともライズをした上限が自分の身長まで」。

ーーすると、スローのリバースターンで左回転をしていくところがあるじゃないですか。フットワークも、ТH~ТHТ~Тと続いたりする。あそこは?
 Т氏曰く。
「ライズする分、膝を曲げて、高低差を吸収する」

 膝!


②K先生に質問。
ーー先生は「スローは、天秤棒を担いでいるイメージ」と。ボディはどの程度斜めに?
K先生
「思いきりやっていい」
ーー思い切りやると、相当斜めになる。例えば、ホールドは?
K先生
「ホールドの(指の)面は、自分のヘソに当てる」

踊っているので、右手は当然パートナーをホールドしている。女性のボディの上から「指の腹を自分のヘソに当てる」という事を実行すると、ヘソの面と指の腹は平行ーー必然的にボディは”斜め”にならざるを得ない。かくして、「天秤棒を担ぐ」進み具合となる。社交ダンスは理詰めのスポーツで最終的には「なるほど」という結論になる。K先生がよく述べるーー「ダンスは上手く出来ているんです」。

「ホールドを勉強」とK先生ーーなるほど。この先がある予感。


それにしても次回、”斜め”のステップは如何に?

③K先生、「クイックの足は、歩かない」を強調。膝を曲げてライズするのは「スロー」の足で、次の「クイック」「クイック」は棒状に軽く動かす。とくに「後ろ足」は軽く抜くように動かす。そうすることで、歩くような前進は無くなる。「スロー」と「クイック」との間に差が生まれ、スローの踊りらしくなる。

④K先生、先週に引き続き「スロー!と大きく」と大ぶりなパフォーマンスを強調。強弱弱、強弱弱のメリハリを作るためには欠かせない。ただしパートナーのことを考えると、本当にそんな大ぶりなパフォーマンスで通せるのだろうか少し心配。

YouTubeで検索するとK先生の指導イメージに近いと感じたのが元モダン世界チャンピオン・マーカス&カレン組のデモンストレーション→『Hilton basic foxtrot』。


「マーカス&カレン」の画像検索結果

 マーカス氏が述べているのが「ポッピング・アップやドロッピング・ダウンは駄目」。つまり、「弾くように上にあがったり、急に下へ落ちたりしては駄目」。嗚呼、まさに私が典型でした。

そして「キープ・ユア・ニー(
knee)・ソフト」、つまり「膝の状態をゆったりにし続けなさい」。これまた、努力が必要です。

 (スローのライズは自分の身長を超えないという)上限がある一方、膝を柔らかく使ってのスイング。果たしてスムーズにいけるかが不安。

 例えばフェザーステップ。「女性の骨盤を下から押し上げる!」。ライズを上限を決めて抑えているのですから、逆に「スロー」は膝を曲げて下から大きくスイングしていく。意図は分かります。

(*注=「Mirko & Alessia」組<写真左下>のスローは、同じスローでもよりソフトな感じを受けます。例=「Basic Foxtrot Demo (Music) by Mirko & Alessia」
 また「Victor Fung & Anastasia Muravyeva 」組<写真右下>のスローも基本ーー斜めの形などーーに忠実で凛とした麗しさが立ち表れる。これまでに見た映像の中で最高のスロー「Victor Fung & Anastasia Muravyeva Slow Foxtrot WSSDF 2010」は、見る者を陶酔させないではおかないインパクトを残します。


       



⑤K先生から声が飛んでいた「真ん中!に入れる」。
スリーステップでは、右足を女性の股間に入れていくーーについては、だいぶタイミングが合って来た感じがします。リバースターンの改善が功を奏したのかもしれません。あとは、「女性を真ん中に置く」ーー本来はタンゴのステップです。

⑥「スロー、スロー、スロー」の確認。但し、このときのパフォーマンスは?


⑦チェンジオブ・ダイレクションの次は、左足を出す。


⑧T氏から今回も「前進する時の足幅が後退に比べて広い」ことを注意されました。足型を先行させるために、つい「足幅」についての気配りが疎かになります。


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PS

 大橋巨泉氏、逝去。享年82歳。

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