鳥巣清典の時事コラム1584「両陛下、宮城県女川町を震災後初めてのご慰問」 | 絶対に受けたい授業「国家財政破綻」

鳥巣清典の時事コラム1584「両陛下、宮城県女川町を震災後初めてのご慰問」

両陛下、宮城県女川町を震災後初めてのご慰問
産経新聞2016年3月17日

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 東日本大震災の被災地を見舞うため宮城県を訪問している天皇、皇后両陛下は17日、津波で甚大な被害を受けた女川(おながわ)町を震災後初めて訪れ、内陸部に新設されたJR女川駅や周辺に整備されたテナント型商業施設など、復興の象徴とされる街並みを見て回られた。

 商業施設は昨年12月、女川駅と漁港を結ぶエリアに開業。両陛下は生花店やダイビングショップなどの店内に立ち寄りながら、店主らをねぎらわれた。

 「みなとまちセラミカ工房」では、地元の女性10人が震災後に製作を始めた色鮮やかなタイルを販売。皇后さまは、代表の阿部鳴美さん(55)に「女性が働く場所を作ってくださってありがとう」と笑顔で声をかけられた。

 これに先立ち、石巻市の県水産会館では、震災で死亡・行方不明となった組合員392人を祭る県漁協の慰霊碑に拝礼された

両陛下、女川を初訪問 石巻も、慰霊碑に拝礼
朝日新聞 3月17日

 宮城県を訪問中の天皇、皇后両陛下は17日、女川町を初めて訪れ、東日本大震災の復興状況を視察した。両陛下は被害の大きかった町を気にかけ、かねて訪問したい意向を示していた。
 両陛下はJR女川駅から海側に広がる商業施設「シーパルピア女川」を歩き、商店主らに「みなさんお元気で?」「復興が進むよう願っています」などと声をかけた。さらに、集まった人たちに近づき、皇后さまは「待っていてくれてありがとう」と笑顔を見せたり、子どもの手を握ったりして触れ合った。

 皇后さまは今年の年始にあたり、被災したJR石巻線の開通について「春風も沿ひて走らむこの朝(あした)女川(をながは)駅を始発車いでぬ」と詠んだ。この日、両陛下は女川駅を遠目に見ながら、須田善明町長の説明を受けた。

 これに先立ち、両陛下は石巻市の県水産会館に立ち寄り、犠牲になった漁業関係者の慰霊碑に拝礼した。近くの仮設住宅などから集まった人たちも一緒に頭を下げていた。