鳥巣清典の時事コラム1589「『下を押さえる力=上に伸びる力』『右にねじる力=左にねじる力』」 | 絶対に受けたい授業「国家財政破綻」

鳥巣清典の時事コラム1589「『下を押さえる力=上に伸びる力』『右にねじる力=左にねじる力』」

 YouTubeで検索すると三輪嘉広・知子組の『エムズ美しいダンスを科学する』。

「三輪嘉広・知子」の画像検索結果

「タンゴはダンスの中で非常に人気のあるダンスですが、どうしても力、キレ。力を入れて踊ろうとすると、それが崩れとなって思い通りにタンゴが踊れない。こういう事で悩んでおられる方が多いように思います。今日は『タンゴの鉄則』という事でとても大事なポイントを選びました」

「タンゴ」の画像検索結果

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 「エネルギーの保存の法則―理論編4つのポイント」


■「下を押さえる力=上に伸びる力」


 タンゴのエネルギー保存の法則。釣合の力。相反する力。まず1つめは、下を押さえる力と伸びる力を釣り合わせる。
 うえに”フットプレッシャー”はダンスの基本です。床を強く足で押さえる。ですけども、それと同じ力だけ上に伸びる力を出さないといけない。ここがポイント。一生懸命下を押さえているけども、上を上げないで潰れている人が多い。しっかりと下を押さえて、それと同じだけ肩ーー重たいリュックを下げていると思ってーーリュックをしっかり乗せる。
 そして天井が頭に落ちてきたと思って、その天井を頭で押し上げる。フットプレッシャーと天井を頭で押し上げる力。これをぐぐっと押し上げていきます。これが、とても美しいポスチャーを作ることになります。

 悪い例=下に押さえていても上に押し上げない。逆に「上に伸びろ」と言われて上に伸びるんだけど下を押さえていない。

 これがきちんと下を押さえる力と上に伸びる力。これを両方、同じ力でしっかり出す。これがタンゴのきれいなポスチュアーを作るうえでとても大切な事です。


■「右にねじる力=左にねじる力」


 ダンスの中で回転動作があります。回転動作をするときには軸位置が内側のボールから内股関節、それから肩、そして首、耳。ここに軸があります。この軸を中心に身体が回転します。回転するとき、左にねじる力と右にねじる力ーーこれは常に相反する力を持たせているんです。これがとても大切な事です。

 右に回ろうとしたとき、左にねじる力に抵抗しながら右に回していきます。わざと重たくしている訳ですね。しっかりと右にねじりたければ、左にこのねじる力を足の足首~股関節~肩~ここで左にしっかりとねじる。
 それから右にねじっていく。しっかりと左にねじりながら、右にねじっていく。

 しっかりと左にねじりながら、右にねじっていったら、右の力を離したとききれいに回れます。これが左に抵抗がなかったとしたら、離しても回る力が発生しない。しっかりと左にねじる力があるから、右にねじった力を離すと回れるわけです。

 これはダンスの回転としても大切な法則になりますので練習してみて下さい。


■「圧縮する力=推進する力」


 ダンスの中で圧縮する力。肩~腰~足をプレスしていきます。圧縮した力が推進する力に切り替わります。前に出たいと思えば必ず圧縮する。これが推進する力に切り替わります。この圧縮する力と推進する力はイコールです。必ず同じです。強く圧縮すれば、たくさん推進します。弱く圧縮すれば、ちょっと推進します。

 この圧縮する力をコントロールして大きく出たり小さく出たりする訳です。これがリードでポイントになります。ですから自分がどのくらい出て行きたいかを相手に伝えるためには、圧縮する力を変える。圧縮する力がたくさん来ると思ったら、女性はたくさん動く準備が出来る訳です。

 小さい圧縮であれば(あ、そこは小さいな)と女性も感じて小さく動く訳です。この圧縮する力のコントロール。これが2人が常に一体になって動く大事なポイントになります。この圧縮する力と推進する力を釣り合わせる。それは是非ともマスターして欲しいポイントになります。

 悪い例=圧縮しないのに推進するーーそれは大変危険です。小さく圧縮してから推進です。もう1度、大きく圧縮してから推進です。


「前への力=後ろへの力」


 これは主に後退の時の動作に使います。

 圧縮する力と推進する力ーーこれはもちろん使います。これを使いながら、膝は前、股関節は後ろ。後退する時に使います。
 ですから膝はきちんと前に働かせる。股関節は後ろに動かす。この膝と股関節の距離を出す。これをしっかりと出す事によって前進の人を迎える事が出来ます。
 膝は前、股関節は後ろーーこれを意識して後退をします。しっかりと膝と股関節の距離をとるようにして下さい。


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【鳥巣注】

 検索していたら満80歳の方のブログ<『ヒロ爺のダンス見聞録』>を見つけました。戦後のダンスブームーー場所はダンスホールだったようですがーーの雰囲気がようく伝わります。貴重な記録です。記録写真を見たいものです。

<当時のダンスホールの様子も書きましょう。

男性は学生服軍服背広ジャンバーで、女性はスカート、 

もんぺがスカート代わりで、パンツルックはあまり見かけませんでした。

米軍払い下げの、パラシュートのナイロン製スカートから 見える生足

ドキドキしたものでした。


ダンスシューズなんてもちろん無く、底に鋲のない靴を使用。

草履の人も見かけました。


三松のフロアーは丸いのですが、当時のフロアーの様子を伝えましょう。


まず、中心は丸く重なりまったく動きません。

チークダンス専門で、二人だけの陶酔境に浸っているペアは、

曲が終わってもヒシと抱き合ったままです。


次の円は、ダンスを覚えたばかりで楽しくて仕方がないグループです。

ホールドや足型 を教えてる男性もいます。

即席カップルは大体3曲で別れます。


その外側では、これ見よがしに難しいステップを披露する人が…

クイックなどは 危なくて近寄れず

ジルバ組はアクロバットのように踊ってました。

周りで見ている男は、相手を探すのにギラギラと目を光らせています。

当時はホールカップルが少なく、相手を求めてきている人が多いようでした。


何しろ戦争で多くの若い男を失い

ホールも女性のほうが多かったように感じます。


何分にも60年も前記憶ですので、間違いがあればお許し下さい。>


【鳥巣注②】

 ちなみに、尾崎豊の曲に『ダンスホール』というのがあるんですね。先ほど聴きました。
「尾崎豊」の画像検索結果

【鳥巣注③】
 
 「戦後」については、以下のような資料があるようです。