鳥巣清典の時事コラム1579「ダンスは私の活力源ーー3月は『タンゴ』」 | 絶対に受けたい授業「国家財政破綻」

鳥巣清典の時事コラム1579「ダンスは私の活力源ーー3月は『タンゴ』」

 

タンゴ

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3月は、タンゴ。


1)ウォーク~リンク~クローズプロムナード~バックコルテ~サイドステップ~ベーシックリバースターン


■サイドステップ
 まずは男性と女性が足をそろえたところからスタートします。男性は左足、女性は右足を、それぞれ1歩進めます。その後、次の足を出すときに、男性は出した足に対して1度そろえるようにしてからサイド。女性も同じくそろえるようにしてからサイドへ移動してください。

■ベーシックリバースターン
 回転をしながら進むことが可能なステップです。このステップでとくに注意したいのが3歩目。男性の足はロックーー交叉します。女性の足はクローズーー足を閉じる。このロックとクローズの差は、内回り、外回りの差にかかわってきます。男性は外回り、女性は内回り。この外回りと内回りの差で足がロックしたり、クローズしたりということになってきます。
 男性はロック(交叉)、女性はクローズ(そろえる)と覚えてください。

 そしてタイミングは、このステップは2種類のタイミングのとりかたがあります。1つは、QQエンド QQSです。ゆっくりタイミングをとることで小節は2小節かかります。QQSここで1小節、QQSこれで2小節。こう取ることでゆっったりと踊ることが可能になります。
 またQQエンド QQSと踊ることによって1・5小節の内におさめて踊ることも可能になります。こうすることによってスピーディーなスピード感が出せるようになります。
 タイミングはどちらを選択してもかまいませんが、どちら方が自分に合っているかを判断してしっかり取り入れるようにしてください。


2)ウォーク~リンクPP~プロムードターン~PP~クローズド~オバースエイ~戻して~クローズドプロムナード

■オーバースエイ



□男子
 オーバースエイをシャッセからのオーバースエイとキックからのオーバースエイをカウントして踊ってみます。”オーバースエイ”というのは、読んで字のごとく、オーバーなスエイのことです。タンゴは基本的にスエイはないのですが、ピクチュアポーズとしてオーバースエイを使います。
 そのときに、オーバーなスエイだからといって、ホールドが傾いてしまう方がよく見受けられる。そうではなくて、ホールドは床に対して水平を保つように意識します。
 そのなかでオーバーなスエイというと身体でオーバーにスエイします。

 男性のポイントは、みなさん視線が下を向いてしまうことが多いので、必ず上に向かってプレゼンテーションして下さい。下に向かうとどうしても肘まで下がってしまいますので、必ず視線は上です。
 右ホールドも、よく落ちてしまう人がよくいます。そうではなくて、水平を保ったまま、むしろプレゼンテ―ションする方向へリリースする感じです。外へ射出する感じ。左の方も外へ射出。右の方も外へ射出。
 みなさんオーバースエイのときにラインを出そうとし過ぎて足をビーンと延ばしてしまう人も多い。ラテンとかではこういったラインもきれいなのですが、モダンでは一切そういうのはありません。ですのでオーバースエイのときは、膝は前に曲げるような形で、女子の方に両膝を差し出すような形でラインを出します。
 そうすると、かかとも足首も床からかなり高く上がりますので、ラインとしてはきれいな形になります。膝を前にすることで足首が伸びてきれいなラインをとります。
 膝を前にする。そのときに右足のトォ(つま先)は床を強く押さえます。これはよく「アンカー」と呼ばれるのですが、船の碇(いかり)という意味。碇を下ろしておくと、海がどんなに揺れていても船はずっとその位置に留まることが出来るのでアンカーと呼ばれます。
 ですので、
①膝を前の方
②床をその分抑えるーーそうすることでラインが出てくる
③そのときに肘は落ちないようにリリース
 
 ポイントとしては、「目線」「肘の高さ」「膝」「アンカー(碇)」。これをポイントとして踊ってみて下さい

□女子
 女性も同じことが言えます。ラインを出そうとし過ぎて頭だけで回ってしまったり、あとは欲張り過ぎてボディがーーとくに左サイドが落ちてしまう。こういう方がよくいらっしゃる。やはり女性もプレゼンテーションとしては、上に花を咲かせていきたい。そうしますと、まずは右の前方。それからシェイプを変えるときにも必ず左の斜め上。下に向かってしまうとボディが折れて頭が回り過ぎてしまう。男性とも重なってしまう。あくまで左の斜め上にプレゼンテーションするようにします。
 あと、そのときに男性と同じく、女性としても左側のつま先、インサイドエッジをアンカーとして捉えることできれいなカーブが描かれて頭が伸びていきます。上に向かって伸びていきます。

 「QQS、S」ーーこのとき男女ともにトゥ(つま先)のインサイドエッジを床をずっと押さえながら寄せてきて、最後の瞬間「S(スロー)!」。そしてPPになります。

白石智樹・香織組「タンゴ集中講座

3)ウオーク~オープンリバースターン~ビニイズクロス~チェック~戻して~5ステップ~PP

4)サイドロック~リバースターン~シャッセ~ランジ~オーバースエイ~スピン~バックホイスク~PP~クローズドプロムナード

5)ウオーク~チェス~プロムナードターン~ロック2回~ストップロック~レフトホイスク~アウトサイドスピン~サイドロック~フォラウエイ~ビニイズクロス~チェック~ランジ~オバースエイ


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PS

 昔と違って現在は、「退院したあとでも運動をして下さい」というのが病院の方針です。とくにリハビリ科では、積極的に勧めます。「ダンス? いいじゃないですか。やって下さい!」。ですから検査入院から退院した翌日には、ダンスをやってみました。案の定、活力が戻った気がしました。ダンスは私にとって、なくてはならないものになってきたようです。

 にしても、ダンスはきちんとやろうとすると、とてつもなく難しい。K先生も言っていましたーー「薄皮を重ねるように上手くなっていけば良いんです」。焦るな、慌てるな、そうやって何があっても亀のように1歩1歩前に進む気持ちが大事だということでしょうね。