鳥巣清典の時事コラム399「韓国の世論調査、5割超が「朝鮮半島で戦争が起きる可能性は高い」
北朝鮮ミサイル対策室、首相官邸に設置
2012年4月11日(水)16時1分配信 読売新聞
日本政府は11日午後、北朝鮮のミサイル発射に備え、首相官邸の危機管理センターに官邸対策室(室長・米村敏朗内閣危機管理監)を設置した。
関係閣僚には12日午前7時から各省庁に待機して警戒するよう指示しており、発射されれば速やかに安全保障会議を開き、対応を協議する予定だ。
藤村官房長官は11日午前の記者会見で、「態勢をとるのは万々が一への対処だ。冷静に見守ってほしい」と国民に呼びかけた。
外務省も24時間態勢で情報収集するため、11日午後に緊急対策本部を設置した。主要8か国(G8)外相会議出席のため訪米中の玄葉外相は、会議期間中にミサイルが発射されれば、現地で米国、ロシアと対応を協議するほか、中国や韓国とも電話会談を行う方向で調整している。
防衛省・自衛隊は、万が一日本に落下した場合の迎撃の準備をすでに整えており、発射情報を収集するため、米国など関係各国との連絡態勢も強化している。
■北朝鮮ミサイル開発問題 - サーチナ・トピックス
韓国メディアは、日本が北朝鮮のミサイル発射に備えてパトリオット・ミサイル部隊を沖縄に初めて配置し、沖縄本島から遠く離れている宮古島や石垣島などの先島諸島に自衛隊を計700人を派遣したと伝えた。
さらに東京中心部にまでパトリオット・ミサイルが配置されており、北朝鮮が日本に向けてミサイルを発射する場合、迎撃するよう自衛隊に命令していると伝えた。
今回の大規模自衛隊配置は、東シナ海方面の軍事力を強化して中国をけん制する目的があると指摘。日中両国で領有権を主張している尖閣諸島(中国名:釣魚島)諸島がある東シナ海で防衛力を強化しようとする日本政府の底意があると論じた。
北朝鮮のミサイル発射問題をめぐり、日本が過剰に反応していると伝える韓国メディアもあった。飛翔経路が大気圏外となる長距離弾道ミサイルは、事実上に迎撃不可能で北朝鮮の発射するミサイルが故障による下落ではない限り、日本の迎撃準備は無意味だとの見方を示した。
一方、渡辺副防衛大臣は7日、宮古島や石垣島などに配置された地対空ミサイル部隊を視察した際、「データから見ると、命中率は8割を超えると確信している」と自信を示した。(編集担当:永井武)
「衛星」防衛を理由に軍事大国を夢見る日本―中国メディア(1)
Y! 【政治ニュース】 【この記事に対するコメント】 2012/04/03(火) 12:28
中国メディア・新華網は3日、発射準備段階に入ったとされる北朝鮮の衛星「光明星3号」の打ち上げに対する日本の反応ぶりについて「衛星の防衛を口実に軍事大国の夢を追い求めている」とする評論記事を掲載した。
■北朝鮮ミサイル開発問題 - サーチナ・トピックス
「光明星」3号について関係各国が注目する中で、日本の反応が「最も強烈である」と紹介。北朝鮮の衛星ロケットの高度は、飛行機の上昇限界とされる国際的な領空高度を大きく上回り、仮に日本の領空上空を通過しても「脅威にも国際法違反にもならない」としたうえで、「民用ロケットと軍事ミサイルの区別はつけにくいものの、日本の態度はやはり異常」と論じた。
記事は、日本の「強烈な反応」には衛星からの防衛以外の狙いがあるとして3点を挙げた。1つ目は「平和憲法の束縛からの解放」だ。日本国民が恐れる北朝鮮の衛星ロケット打ち上げを「ミサイルの脅威」と宣伝することで、国民に急速な軍事発展を支持させるつもりであるとした。
2つ目は「政治大国としての役割を演じようとしている」点。北朝鮮の「ミサイル危機」に乗じて国際舞台で活躍を見せ、自信が単なる経済大国ではなく、「責任感のある政治大国」でもあることを示そうとしている、と指摘した。
3つ目は「北朝鮮を利用した中国への威嚇」を挙げ、日本は周辺各国との軍事力の拮抗(きっこう)によってのみ東アジアの安定が得られると考えており「北朝鮮のロケット防衛で機先を制して『ほかの国』を威嚇するというのが最終目的なのだ」とした。(編集担当:柳川俊之)
北朝鮮のミサイル発射で日本が過剰反応、「武装強化が目的」=韓国
Y! 【社会ニュース】 【この記事に対するコメント】 2012/04/09(月) 10:15
北朝鮮の事実上の弾道ミサイル発射に備えるため、日本は沖縄とその周辺に大規模の自衛隊と地対空ミサイルシステムのパトリオット・ミサイルを配置した。韓国メディアは8日、「日本が北朝鮮のミサイル発射を口実にこっそり武装を強化している」と報じた。
北の衛星打ち上げ、長距離弾道ミサイル実験と見る日本=中国
2012年3月20日(火)15時24分配信 サーチナ
共同通信社によると、北朝鮮が4月に人工衛星の打ち上げ計画を発表したことに関して、日本政府は首相官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置し、状況収集を強化するとともに、さまざまなルートから北朝鮮に自制を求める方針だ。政府は北朝鮮が計画を強行した場合に備え、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)などを事前に展開することを検討しているという。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。
田中直紀防衛相は17日、対空誘導弾パトリオット(PAC3)や弾道ミサイルの迎撃機能を持つイージス艦を事前に展開させるかの検討に入ったことを明らかにした。
また、人民日報によると、田中防衛相は同日、自衛隊隊員900名に対し、「常に危機意識を持ち、与えられた任務にしっかり取り組むよう」求めた。
また、18日午前10時に開催された神奈川県横須賀市の防衛大学校の卒業式に自衛隊の最高指揮官として、野田首相が訓示し、北朝鮮が長距離弾道ミサイルを用いて「衛星」を打ち上げることを予告したことは、「国連安全保障理事会の北朝鮮の弾道ミサイル技術開発の禁止に関する決議に違反する」として、自衛隊には「有事の際には即座に対応できるように積極的な準備を行ってほしい」と述べた。
記事は「日本政府は北朝鮮の衛星の打ち上げは、実際には長距離弾道ミサイルの発射実験であると見ている。北朝鮮が発射を行えば、日本は米国・韓国と連携を強化し、国連安全保障理事会を通して新たな制裁決議を行うつもりだ」と報じた。(編集担当:米原裕子)
日米韓が北朝鮮の衛星迎撃にミサイルや戦艦を動員(2)=中国
2012年3月31日(土)16時26分配信 サーチナ
韓国国防省は26日、北朝鮮が打ち上げるロケットは国際社会への「深刻な挑発」だとし、北朝鮮の「光明星3号」が軌道を外れて韓国領空に入った場合は迎撃すると述べた。中国網日本語版(チャイナネット)は「日米韓が北朝鮮の衛星迎撃にミサイル・衛星・戦艦を動員している」と報じた。以下は同記事より。
日本政府もまた、防衛対策に大慌てだ。防衛省は27日、弾道ミサイル防衛(BMD)システムの準備命令を出し、首都圏と沖縄の7カ所にPAC3を配備、日本列島を通過する北朝鮮の衛星をいつでも迎撃できる準備を整えることを決めた。
野田首相は30日、国家安全保障会議を開き、日本の領空に入った北朝鮮の「光明星3号」を迎撃するよう自衛隊に正式に命令を発令する方針。
田中直紀防衛相はすでに自衛隊に準備命令を出したことから、沖縄本島や石垣島、宮古島などに配備されている地上配備型迎撃ミサイルはすでに準備態勢に入っている。3隻のイージス駆逐艦も沖縄島と先島諸島、日本海の3海域に集結、3隻の駆逐艦はいずれも艦対空迎撃ミサイルを配備し待機している。
軍事専門家によると、日本が配備している海上迎撃システムは主に高空、中空で迎撃するもので、陸上配備のPAC3は日本の領域に入った発射物の全面的、立体的な迎撃が可能だ。
日本の関係政府機関は北朝鮮が打ち上げる衛星を、地震と同じく「Jアラート」(全国瞬時警報システム)に組み込むことを検討している。これは北朝鮮の衛星が打ち上げられた場合、全国の携帯電話に情報(警報)が配信される。
中国外交学院国際関係研究所の王帆所長は、「米国はアジア太平洋ミサイル防衛システムを構築しようとしており、米国の協力のもと、日韓の迎撃計画が実現する可能性は非常に高い」と指摘した。(おわり 編集担当:米原裕子)
韓国の世論調査、5割超が「朝鮮半島で戦争が起きる可能性は高い」
Y! 【社会ニュース】 【この記事に対するコメント】 2012/03/28(水) 11:09
韓国国民の7割以上が「北朝鮮は核をあきらめない」と考えており、朝鮮半島の情勢に懸念を示していることが分かった。同国の調査サイト「DOOIT SURVEY」が27日に発表した調査結果で分かった。複数の韓国メディアが報じた。
■北朝鮮の核問題 - サーチナ・トピックス
「DOOIT SURVEY」は今月19日から26日にかけて、インターネット上で2200人を対象に「朝鮮半島の情勢変化に伴うわれわれの対応意識は?」という世論調査を行った。
北朝鮮の核問題について、回答者の71.3%が「北朝鮮は核をあきらめないだろう」と答えており、52.2%が「朝鮮半島で戦争が起きる可能性は高い」とみている。そして69.4%は戦争が起きた場合、「いかなる形でも(戦争に)参加する」との考えを示した。
一方、「周辺国の中でもっとも身近に感じる国は」という質問も行われた。30代以上の回答者は米国、北朝鮮、日本という順で答えたが、10代からは米国、日本、北朝鮮の回答が多かったという。
韓国で26日から始まった核セキュリティーサミットには、世界50カ国以上の首脳や代表が参加している。今回の会議では、北朝鮮の長距離ミサイル発射問題が最大の議題になった。「平和目的の衛星打ち上げだ」と主張する北朝鮮に対し、米国やロシア、中国など主要参加国が撤回を促しているが、北朝鮮側は「絶対に放棄しない」と発射を強行する意思を表明した。(編集担当:永井武)