こんにちは!トリスタジオ広報担当鳥本 愛です。
今日は、マスターアクティングコーチ® トリの言葉をお届けします。
世界には素晴らしい劇作家や脚本家がいました。
そして、現在も沢山いらっしゃいます。
演劇に関わる全ての人間は、彼ら作家に対して敬意を払うべきです。
シェイクスピア、イブセン、チェーホフ、ユージーン・オニール、テネシー・ウィリアムズ、アーサー・ミラー、ニール・サイモン、サム・シェパード、エドワード・アルビー、ハロルド・ピンター、岸田國士etc...
彼らは、深いメッセージを込めて作品を書きあげてきました。そして、現代もなお世界中の人たちの心に届く偉大な作品たちです。
その作品に見合った演技を絶対にしなければいけない!絶対に!!
それが俳優の仕事です。
ステラ・アドラーは「サイズ」という言葉で表現しています。
役の「サイズ」に合った演技をしなければいけません。
日本でも、アメリカでも、訓練も何もしたことない‘俳優’が『オセロ―』を演じてみたりします。『オフィーリア』を演じてみたりします。『スタンリー』を演じたりします。『ローラ』を演じてみたりします。『ニーナ』を演じてみたりします。
もちろん、演技クラスで練習をするのは大賛成です。色んなキャラクターを練習するべきです。
目を閉じて想像して下さい。
魂を込めて、1つの作品に何年も何年も、長い月日をかけて、四六時中、一人きりで、薄暗い部屋に閉じこもって、書いては、消して、また何回も書き直して、お金や名声の為じゃなく、人生の全てを賭けて書く作家の姿を。
アメリカを代表する劇作家であるユージーン・オニールは戯曲『Longday's journey into night』 の最後にこう書いています。
「血と涙で書き上げた」と。そして、自分が死んでから何年か経ってからでないと出版はしないでほしいと。
この戯曲は彼の家族(愛する子供を亡くした母親が精神異常になり、その結果、歯車がかみ合わない家族になってしまった)を基にして書かれてあるのです。
また、ニール・サイモンの戯曲は、基本的にコメディです。そして、彼がコメディを書くには理由があるのです。
彼はユダヤ人で幼いころ偏見・差別があり、貧しい生活をしいられていました。そして、彼の父親は何度も何度も家出をし、帰ってこないことが多くありました。ただでさえ、貧しい家庭なのに、父親がいなくなれば経済状況はもっと苦しくなります。
母親の精神状態も不安定、父親はいない、非常に辛い現実を忘れられる唯一の場所がニール・サイモンはありました。
それは劇場でした。
彼は面白い演劇を観て、笑って、その時、家族の事、貧しい生活の事、全てを忘れることが出来たのです。
ニール・サイモンは言っています。
「私は、客席にいる観客全員をひっくり返るくらいに笑わせたい」
彼は笑わせたいのです。
劇場にいる時だけでも、幸せを、楽しい時間を過ごしてもらいたいのです。子供のころの自分が救われたように。
そんな彼もコメディではない作品を書いています。『映画に出たい!』
この作品の始まりにはこう書いています。
『我が父と母に捧ぐ』
これは彼の人生を、彼の父親に対しての想いが描かれているのです。主人公は女の子の設定にしていますが。
ミュージカル『RENT』
日本でもよく上演されています。
作家のジョナサン・ラーソンは7年の歳月をかけて、当時、実際にNYで起こっていたHIVの実態、ドラッグの実態、それによる友の死、を書きました。
そして、本番の前日に亡くなりました。
彼は本番を観ることなく、この世を去ってしまったのです。
魂を込めて、血と涙で書き上げた作品の上演を彼は観れなかったのです。
そんな作品に敬意を払わないのは私は間違っていると思います。
HIV陽性者のキャラクターを演じるなら、ちゃんと演じるべきです。
ドラッグ中毒のキャラクターを演じるなら、ちゃんと演じるべきです。
お願いですから、、彼がどんな思いで長い歳月をかけて書き上げた作品なのか理解して欲しいです。
敬意を払わないのは、その作品を作り上げた作家に対して失礼です。
その作家と同じくらい、その作品に対して魂を込めるのが俳優の役割です。
その作家が伝えたいメッセージを、演技を通して、伝えられる力量を身に付けなければいけないと思います。
私が最も尊敬しているアメリカのアクティングコーチは言っています。
(大切なのはあなたではない!ストーリーだ!!作家に敬意を払わなくてはいけない。そうすることで、あなたは観客から敬意を払われる。)
若い俳優たちにこのことを言うと、あまりいい顔をしません。しかし、これが本当の俳優としての役目です。
また、はっきりと宣言します。演劇に敬意を払わない作家には私は一切敬意を払いません。
つまり、期日に合わせて無理やり書き上げる、本番の一週間前になっても台本が出来上がらない、など、やっつけ仕事をする作家。
私がそういう作家に敬意を払えない理由は、演劇を楽しみにしている観客に失礼だからです。
勿論、ビジネスですから、そういったやり方があってもいいと思います。それで満足する観客もいることも理解しています。ですが、演劇に敬意を払っているとは私には到底思えません。
ダニエル・デイ・ルイス、メリル・ストリープ、ダスティン・ホフマンといった名優たちは、作品に対して、真摯に向かっています。その結果、観た人から敬意を払われているのではないでしょうか?
そして、彼らは、何年も何年も、訓練を積んでいます。
どんなことでもいい、毎日訓練して下さい。勉強して下さい。本を読んでください。いい映画を観てください。
俳優とは特殊能力が必要です。誰でも簡単になれるものではありません。日々の弛まぬ努力です。
全ては観て下さる観客の為に!!!!
Respect for acting.
Love for acting.
tori studio
そして、現在も沢山いらっしゃいます。
演劇に関わる全ての人間は、彼ら作家に対して敬意を払うべきです。
シェイクスピア、イブセン、チェーホフ、ユージーン・オニール、テネシー・ウィリアムズ、アーサー・ミラー、ニール・サイモン、サム・シェパード、エドワード・アルビー、ハロルド・ピンター、岸田國士etc...
彼らは、深いメッセージを込めて作品を書きあげてきました。そして、現代もなお世界中の人たちの心に届く偉大な作品たちです。
その作品に見合った演技を絶対にしなければいけない!絶対に!!
それが俳優の仕事です。
ステラ・アドラーは「サイズ」という言葉で表現しています。
役の「サイズ」に合った演技をしなければいけません。
日本でも、アメリカでも、訓練も何もしたことない‘俳優’が『オセロ―』を演じてみたりします。『オフィーリア』を演じてみたりします。『スタンリー』を演じたりします。『ローラ』を演じてみたりします。『ニーナ』を演じてみたりします。
もちろん、演技クラスで練習をするのは大賛成です。色んなキャラクターを練習するべきです。
目を閉じて想像して下さい。
魂を込めて、1つの作品に何年も何年も、長い月日をかけて、四六時中、一人きりで、薄暗い部屋に閉じこもって、書いては、消して、また何回も書き直して、お金や名声の為じゃなく、人生の全てを賭けて書く作家の姿を。
アメリカを代表する劇作家であるユージーン・オニールは戯曲『Longday's journey into night』 の最後にこう書いています。
「血と涙で書き上げた」と。そして、自分が死んでから何年か経ってからでないと出版はしないでほしいと。
この戯曲は彼の家族(愛する子供を亡くした母親が精神異常になり、その結果、歯車がかみ合わない家族になってしまった)を基にして書かれてあるのです。
また、ニール・サイモンの戯曲は、基本的にコメディです。そして、彼がコメディを書くには理由があるのです。
彼はユダヤ人で幼いころ偏見・差別があり、貧しい生活をしいられていました。そして、彼の父親は何度も何度も家出をし、帰ってこないことが多くありました。ただでさえ、貧しい家庭なのに、父親がいなくなれば経済状況はもっと苦しくなります。
母親の精神状態も不安定、父親はいない、非常に辛い現実を忘れられる唯一の場所がニール・サイモンはありました。
それは劇場でした。
彼は面白い演劇を観て、笑って、その時、家族の事、貧しい生活の事、全てを忘れることが出来たのです。
ニール・サイモンは言っています。
「私は、客席にいる観客全員をひっくり返るくらいに笑わせたい」
彼は笑わせたいのです。
劇場にいる時だけでも、幸せを、楽しい時間を過ごしてもらいたいのです。子供のころの自分が救われたように。
そんな彼もコメディではない作品を書いています。『映画に出たい!』
この作品の始まりにはこう書いています。
『我が父と母に捧ぐ』
これは彼の人生を、彼の父親に対しての想いが描かれているのです。主人公は女の子の設定にしていますが。
ミュージカル『RENT』
日本でもよく上演されています。
作家のジョナサン・ラーソンは7年の歳月をかけて、当時、実際にNYで起こっていたHIVの実態、ドラッグの実態、それによる友の死、を書きました。
そして、本番の前日に亡くなりました。
彼は本番を観ることなく、この世を去ってしまったのです。
魂を込めて、血と涙で書き上げた作品の上演を彼は観れなかったのです。
そんな作品に敬意を払わないのは私は間違っていると思います。
HIV陽性者のキャラクターを演じるなら、ちゃんと演じるべきです。
ドラッグ中毒のキャラクターを演じるなら、ちゃんと演じるべきです。
お願いですから、、彼がどんな思いで長い歳月をかけて書き上げた作品なのか理解して欲しいです。
敬意を払わないのは、その作品を作り上げた作家に対して失礼です。
その作家と同じくらい、その作品に対して魂を込めるのが俳優の役割です。
その作家が伝えたいメッセージを、演技を通して、伝えられる力量を身に付けなければいけないと思います。
私が最も尊敬しているアメリカのアクティングコーチは言っています。
(大切なのはあなたではない!ストーリーだ!!作家に敬意を払わなくてはいけない。そうすることで、あなたは観客から敬意を払われる。)
若い俳優たちにこのことを言うと、あまりいい顔をしません。しかし、これが本当の俳優としての役目です。
また、はっきりと宣言します。演劇に敬意を払わない作家には私は一切敬意を払いません。
つまり、期日に合わせて無理やり書き上げる、本番の一週間前になっても台本が出来上がらない、など、やっつけ仕事をする作家。
私がそういう作家に敬意を払えない理由は、演劇を楽しみにしている観客に失礼だからです。
勿論、ビジネスですから、そういったやり方があってもいいと思います。それで満足する観客もいることも理解しています。ですが、演劇に敬意を払っているとは私には到底思えません。
ダニエル・デイ・ルイス、メリル・ストリープ、ダスティン・ホフマンといった名優たちは、作品に対して、真摯に向かっています。その結果、観た人から敬意を払われているのではないでしょうか?
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