今日は、マスターアクティングコーチ®tori の言葉をお届けします。
一本の作品が人生を変える、、私の事も後に書かせていただきました!
こんにちは!
toriです。
今日は
一本の映画、一本の舞台が持つ大きな力についてシェアしたいと思います。
まずは、私自身の話から。
私は今では演技指導者ですが、その天命に出会う前は俳優でした。
私が俳優になりたい!と思ったのは【ジョンQ】というデンゼル•ワシントン主演の一本の映画がきっかけでした。
私は、その映画を観るまでは、新宿や池袋などで『献血をお願いします!』という方々に無関心でした。
むしろ、鬱陶しいとさえ思っていました。
心の中で『うるせーよ。俺は急いでるんだよ』と。
本当に酷い人間ですよね。
しかし、一本の映画を観て
『世の中には、こんな風に困っている人がいるんだ。そういう人たちに何かしたい!』
そう想いたって、居てもたってもいられず、私は翌日、献血に足を運び、献血し、そこで配られている臓器提供意思カードというものも頂きました。
何回目かの献血で、採血している最中にふと気がつきました。
『あ、俺、いい人になってる。あの映画を観てから、自分で時間を作って、少しでも困ってる人の助けになりたいって思うようになった。
俳優ってスゴイ!映画ってスゴイ!人をいい方向に変えられるんだ!』
そう想い、私は俳優の世界に飛び込みました。
もし、私があの映画に出会わなければ、献血に行くことはなかったでしょう。
誰かの助けになることは出来なかったでしょう。
一本の映画がモンモンとしていた私を救い、その私の血で誰かが助かったのです。
また、こんなことがあります。
ニール•サイモンの【映画に出たい!】という作品を演出した時のことです。
3歳の時に、父親に捨てられた娘が19歳になり、もう一度、家族の繫がりを作る為に、危険を顧みず、ヒッチハイクでニューヨークから父のいるロサンゼルスまで行くという話です。
その公演を観て下さった方がアンケートにこんなことを書いて下さいました。
『私は、訳あって父と会っていません。でも、今日の舞台を観て、勇気を出して父に会いにいこうとおもいます。』
ストーリーが背中を押してくれた瞬間です。
私は涙が抑えきれませんでした。
また、今年8月に企画、翻訳、演出した『バタフライは自由』という作品。
盲目という一般的に言われるハンディキャップを持つ青年が、可哀想な人ではなく、1人の人間として生きる為に闘う姿が描かれています。
その逆境に負けず、涙を堪えながら、戦い抜く青年の姿を観て下さった、ある同性愛者の方が、
『両親にカミングアウトする勇気を貰った』
ということを仰っていたと出演者の方が教えて下さいました。
ストーリーが、一本踏み出す勇気を届けた瞬間です。
きっと、その方は両親と分かり合えることが出来たでしょう。
一本の映画、一本の舞台は
人々に勇気を与え、
人々に希望の光を照らし、
人々の心に暖かい火を灯し、
人々に自分の中に愛があることに気付かせ、
人々に笑いを届けることができます!
つまり、世界を変えられるのです!
私たちは、そんな偉大な芸術に、人生を捧げてることを誇りにしましょう!!!
明日もまた、演劇を観た誰かの力となりますように。。。
Respect for acting.
Love for acting.
マスターアクティングコーチ®
tori
いかがでしたか?
私は、具体的な作品というわけではありませんが、
映画に色んな人が出ていることに気づいた時に思ったんです。
あ、この世の中って色んな人が居ていいし、いるから素敵なんだなって。
ヒーローがでてくる作品を観ていて
「もしもこれが、ヒーローばかり出てる作品だったらこの作品はつまらないだろうなぁ、、」と気づいた時に、
悪役がいるから、ヒーローが引き立つし苦しんだり立ち向かったり、皆んなに勇気を与えているんだなぁって!
私たちの生活も同じだなぁって!
当たり前といえば当たり前ですが、人間関係で落ち込んでいた時の私だったので、作品のおかげでとても元気になれた記憶があります。
そんな、誰かの人生を変える俳優って素晴らしいですね!
24時間受け付けております。お気軽にご連絡くださいね!
お読みくださりありがとうございました!
トリスタジオ(新宿・四谷三丁目徒歩3分)