こんばんは!
tori studio officeです!
夏も後半にはいってきましたね~!
2015年8月26日~30日に上演する
舞台 バタフライは自由 も、
いよいよ本番に向け調整にはいっています!
そんな今日は、久々にtoriのFacebookでの投稿をシェアいたします~!
皆様、こんにちは!
toriです。
皆さんは、夏をいかがお過ごしですか?
今日は、俳優としての醍醐味!
キャラクター作りについて!!!
今の日本演劇界、映画界の中で、このキャラクター作りという分野が更に追求していける部分です。
どんなキャラクターを演じても、いつも同じなんて、つまらない!!
だって、私とAさんは違うし、Bさんとも違うし、Cさんとも違う。
私、みんな違いますよね!
1人として同じ人間はいないんですから。
それは台本に登場する人物たちも同じこと。皆違うのです。
違う人物を作り上げないといけません。
キャラクター作り。
一言でいうと、キャラクターの魂を掴むこと。では、どう掴むのか。
大きくいうと、二つの要素に分けられます。
•内的要素
(性格、概念、思考、モラル、教育、感情の隠し方、バックグラウンド、社会的経済状況などなど。)
•外的要素
(声の位置、リズム&テンポ、歩き方、服の着方、メイク、身体的特徴、体の重心の位置、特技などなど。)
内的•外的要素を手に入れることがキャラクター作りです。
もちろん、内的要素と外的要素は密接に繋がりがあるので、どちらからアプローチするかは俳優の『直感』に頼るといいと思います。
でも、どちらも絶対に必要です!!どちらもキャラクターの魂と繋がっています。
そのためのテクニック、理論、方法を学んで、練習することが絶対に必要不可欠です、また、リサーチなどをする必要も当然あります。
それは、俳優の皆様がそれぞれに学ぶとして、今日は、それと同じだけ大切なことについてシェアしたいと思います!
それは
『自分の人生を捧げる』
ということです。
1ヶ月のリハーサル期間があったなら、24時間×30日=720時間あるということ。リハーサル回数は、15回かも知れない。でも720時間あることを忘れてはいけません。
ご飯を食べる時、
このキャラクターなら何を食べるだろう?どうやって食べるだろう?
キャラクターとしてご飯を食べてみる。
服を着る時、
どうやって着るだろう?
どんな基準で選ぶんだろう?
どんな下着を身に着けているんだろう?
キャラクターとして服を着てみる。
寝るとき、
小さくなって寝るのか、大の字か、うつ伏せか?
キャラクターとして寝てみる。
何時に寝て、何時に起きる生活をしているのか?
財布の中身にはいくら入っているのか?
電車では、
長椅子の端に座るのか、真ん中に座るのか、座らないのか?
小降りでも傘をさすのか、小降り程度なら傘をささないのか?
空を見る余裕があるのか?
綺麗だと思う感性はあるのか?
嫌なことがあれば、堪えるのか?
憂さ晴らしをするのか?八つ当たりするのか?
寂しい時に、寂しいと言えるのか?
我慢するのか?ごまかすのか?
嫉妬した時に、パワーに変えられるのか、卑屈になるのか?
などなど、自分が手にいれたいキャラクターを理解するチャンスは24時間あって、それを実行するチャンスも24時間あるのです。一秒も無駄にしない!という覚悟。貪欲さ。
それが『自分の人生を捧げる』ということです。
それを可能にするには、情熱と作品に対する敬意が必要です。
こんなこと本当に必要?と思う人は、
ダニエルデイルイス、ロバートデニーロ、ダスティンホフマン、ヒースレジャーなどの役作りの方法を調べたらわかります。
与えれば与えるほど手に入る。
これは間違いないです。
現在の映画などの場合、リハーサル期間はありません。その限られた時間の中で、魂を掴むのに必要なこと(どの要素を掴めばキャラクターの魂を掴めるのか)の優先順位を決めて、24時間を有効に使うためのコツも大事です。コツは場数と訓練で磨かれます。
さあ!
今取り組んでいるキャラクターとして、最後の最後までキャラクターに人生を捧げましょう!!!
あなたが真の俳優なら、楽しくてしょうがないはず!
Respect for acting.
Love for acting.
マスターアクティングコーチ®tori
tori studio