・・お客さんが値段を決める店だって? | 中川淳一郎 潜在仕事力発見の日々

中川淳一郎 潜在仕事力発見の日々

潜在仕事力発見とは、ご自身の気付いていない力を見つけること。その元となる私の考え方や新たな気付きを綴ります。

こんにちは!

 毎日がプロジェクトな日々の

  株式会社取締役代表取締役中川です(^∇^)


先週土曜日フジテレビ系列の「めざましどようび」

店側が予め提示するのではなく、お客様が値段を決めて支払する

「値決めサービス」の特集を。


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 値決め食堂とは、独立や開業を目指すシェフが「値決め食堂」仮店舗として
チャレンジするレストランです。

料金システムは、料理の値段を「お客様に決めていただき、その場でお支払い
いただく」値決めスタイルです。

お客様からの純粋な評価でシェフの夢のお手伝いをするレストランなのです。

                        シェフズバンクHPより


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<来店の心得>

1;入り口で入場料1500円(3ドリンク含)を払うべし

2;本日食べたお料理の評価は自分で「値決め」すべし

3;必ず「評価シート」に記入すべし

4;お料理への感謝を忘れるべからず


飲食店の新規開店をプロデュースする会社が運営しています。

お客様からの評価を得たシェフだけが開業して行くシステム。

店で提供される「たべること」の価値を、お客様が決めます。




  愛知県、奥三河湯谷温泉の宿


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 それぞれ価値観は違います。情報やモノが溢れる今の時代、まさに価値観は
大きく分かれる時です。そんな時こそ、日本の宿の初心に戻ろうと、宿の価値
について考えました。

ゆきついたのが、お客様と宿との信頼関係の大切さ。そして古くからある日本
古来の「宿」の良さ-情緒・風情・もてなし・いで湯・味覚-でした。

日本古来の「宿」の良さを肌で感じて頂き、翌朝、お客様の感じたままの価値観
で、宿代をお決め下さい。
                            はづ別館のHPより


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このようなしつらえの、立派な旅館。

食事は別で料金が定めらおり、「宿まること」の価値をお客様が決めます。




先週のブログで、稲盛和夫さんの経営12ヶ条をご紹介しました。>>>こちら

その中で気になっていたのが 

 第6条「値決めは経営」

 値決めはトップの仕事。お客様も喜び、自分も儲かるポイントは1点、
 売ってよし、買ってよし、回りよし!で、なければならない。
 価値を認めて買って頂くならそれが1番。


  「価格決定券を握ること」


それが有利に商売を展開する基本であることは、まちがいありません。

しかしその「価格」をいくらに設定するかが、一番むずかしいことです。

いままで、往々にして「市場をリサーチして」「お客様の意見を聞いて」

と言いつつ、最終的には「自社の都合」や「流通の都合」で決め、その

結果が閑古鳥か在庫の山。そんなケースは五万とあります。




私は90年代に企業内で「生活者研究」という仕事を10年間していました。

その仕事をして気付いたこと

「生活者は、企業が思っている以上に進んでいる」

「生活者は、企業が思っている以上に深く考えている」

「生活者は、自分が望んでいることを上手く伝えらえない」

「企業は生活者からの発信を、自分たちのメガネからしか見れない」




  「値決めサービス」にトライすること

    すごい勇気がいると思います



         しかし



これは、価格決定権をお客様に委ねていることでは無いと思います。

これは、提供するモノの価値を、提供する側が客観的に知ることができる仕組みです。


「何故その価格にされたのか」を知れば」


常に、何が売れる、何が売れないの・・・・・・「ワケ(理由)」が判る

常に、何が必要か、何が必要でないのかの・・・「ワケ(理由)」が判る

その価格に見合うように、提供する方法を、提供するモノを変えればいい。




今、提供する側には自信がありません。

「安くなければ売れない・・のか・・」



この仕組みは「お客様の望む本当の価値」を知る仕組み。

それは、「これでいいんだ」と提供する側が納得する仕組み。




何か、出来る範囲で、少しだけでも、トライできれば・・・




そして

  売ってよし、買ってよし、回りよし!

  価値を認めて買って頂くならそれが1番  

                   にしましょう!!




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