評価は是か非の何れかしかないだろうな、という不安を抱きつつの鑑賞。
フタを開けた結果はもう大絶賛!
いやあ、ビックリするほど原作を美味く消化し、現代に繋げたな、と。
難しい物言いを含みつつ、エンターテイメントとしての娯楽性にも富み。
何より最も膝を叩いたのが、ゼロゼロナンバーズについて昔から感じていた疑問をキッチリ映像化してくれた点。
それは、ストーリーの横線にあたるのでここには書けませんが、そのパートを一手に担う002=ジェットの言動がいちいち素晴らしい。
映像的な見所となると、やっぱり加速装置。
全編使われまくりの中で、ドバイでの表現は、見事の一言に尽きる描写です。
総括としての筆頭は、本作の作り手は心底009に惚れこんでいるんだなあという部分。
石ノ森先生の原作を心からリスペクトし、意図する部分を自分の言葉で伝えようとしているのがヒシヒシと伝わってくる作風でした。
様々な点に心を砕いた本作は狙い通り、真の意味で大人の鑑賞に耐えうる新時代の『劇場映画』に仕上がったと自分は思うのです。
さすがに、小学校低学年の子供を連れてきていた親御さんたちは可哀想でしたけどね(笑)。
ある年齢以上であれば一見の価値有りとその点は保証しますよ。