こんにちはセキセイインコ青

ベルギーの動物園からライオンが脱走し、射殺した事で警察に非難が集まっている件。

嘗て日本の千葉県君津市でお寺が飼育していたトラ2頭が脱走後に射殺された事件を思い出しました。その件でも愛護団体や一般市民から非難の声を浴びたのは、トラを射殺した猟友会の方でしたね。

私はいつも思うのですが、何故、猛獣相手に命懸けで人の命を守った人間が非難されるのか解りません。非難されるべきは、ずさんな環境で猛獣を飼育し、管理のミスで脱走を招いた飼養者なのでは?と。

「殺す事はないだろう!」という声が飛び交う様ですが、相手は猛獣。今回のベルギーのライオンの様に、麻酔銃を使っても失敗する事だってある。麻酔が効くまでの間に興奮した猛獣が襲いかかって来る可能性もある中、とにかく銃を手にしている現場の人間というのは命懸けなんですよね。
安全な所でそれを眺めているだけの人間が後になって、命を懸けて人々の命を守った彼等を非難罵倒するのはおかしいと思う訳です。

本当に愛護の意志があるのならば「やり方がおかしい!」「もっとこうするべきだ!」と机上の空論を並べるのではなく、実際に現場に携わる地位を掴んで自ら実践すればよいと思います。

「人間が実際に襲われた訳でもないのに!」という理論はとても怖い。人が死んでからでは手遅れ、だとは思わないのでしょうか?自分や家族の命が猛獣の目の前にさらされていたらどうでしょうか?「今すぐに殺してくれ!」と嘆願すると思いますよ。
仮にベルギーの警察や千葉の猟友会の方が猛獣を殺さなかった事によって犠牲者が出ていたら、今度は死者が出た事を責めるのでしょうね。

事故を未然に防ぐのが彼等の責任であって、猛獣の命を守る責任は飼養者にある。責任の論点がずれていると感じています。

例えば、飼っているインコやオウムが逃げ出して誰かに保護された。しかし何かが原因で保護期間中に愛鳥が死んでしまったとしたら、その保護してくれた方を非難罵倒出来るでしょうか。私なら、全責任は飼育管理が甘かった飼主である自分にある、と思います。

飼主の手元を離れたペットには高い確率で死が待っている。愛鳥家である私達も日々、飼養管理を見つめ直しながら彼等と永く楽しい時間を過ごせていけるといいですねセキセイインコ青