電話だと、お互いが見えないんです

 

だから、僕が障害者だってことを知ってもらえないところから始まる辛さ

 

電話だから、相手も言いたいことがあるわけで、僕が黙っていれば、どんどん話しかけてくる

 

その話を聞き取りにくい聴覚障害の辛さと、相手の言葉を理解しにくい失語症の辛さは増してくる

 

電話を切って、何とか理解できたかな、言いたいことを伝えられかなと思った

 

でも、30分くらいした後、受付の人が慌ててやってきた

 

聞けば、電話をかけた相手の人が受付に来て怒り心頭とのこと

 

慌てて、杖を突いて受付のところまで駆けつけた僕

 

黒メガネで杖を突いた僕を見た相手の人、おじいさんが、何だか気まずそうな表情

 

でも、僕が一生懸命に説明をしたらわかってくれて、最後はお互いが笑顔に

 

失語症の症状がある僕が、いっしょけんめいに

「ごめんなさい、

今日は申し訳ありませんでした、

また何かあったらよろしくお願いします、

今日はどうもありがとうございました」と、何とか言い切れて😊

 

すると、相手の人が「年取ったから、ここまでくるのが大変だったんだよ、でも、ありがとうな😊」って笑って帰っていった

 

やっぱり、聴覚障害者には電話対応は難しい

 

だけど、対面で、ジェスチャーや表情を合わせて伝えれば何とかなるんだよね、やっぱり😊