♦︎どこで転がす?♦︎
<透明の筒の中をコロコロ>
コロコロ遊びを楽しむために、
ペットボトルをつないで長い筒を作りました。
ペットボトルは、カッターで少し切り込みを入れたあとは、
そこにハサミの刃を入れて、紙類と同じようにサクサク切っていくことができます。
ビニールテープで貼り合わせて、端の切り口をビニールテープでしっかり包むと出来上がりです。
注意が必要だったのは、こぐまくんがこうした筒の奥の方まで手を入れてみようとするからです。ペットボトルの切り口で指を怪我しないように
内側のつなぎ目にも、ビニールテープをはずれないように貼りました。
この筒のいいところは‥‥‥
①透明だから動いていく様子が見えること。
②軽くて赤ちゃんでも扱いやすいこと。
③手作りなので、後からアレンジ可能なことです。
筒を作ってあげると、こぐまくんは自分で筒を傾けて
ブロックを自分で滑らせていました。
注意点は手作りものなので、誤飲や怪我がないように
気をつけて見守らないといけない点です。
筒の穴が大きいので、こぐまくんはすぐにボールを入れて
転がすようになりました。
筒の両端を手でふさいで、「ギッタン、バッコン」
と言いながら、シーソーのように動かして、
ボールを行き来させると、こぐまくんは大喜びしていました。
<箱の内部をコロコロさせる>
中身が見える透明の筒は、玉の動きを目で追えるので
よかったのですが、ただ箱をつないだだけで中身が見えない筒の
中でボールを転がして遊ぶのも、いい点がありました。
見えないけれど、ゴロゴロとボールが転がっていく音がすると、
こぐまくんは音のする方向に顔を動かして、ボールの行方を
追っていました。
<手作りのスロープ>
コロコロボールを転がすためのスロープを作ると
ずいぶん遊びが広がりました。
たまたま薄くて長い板があったのでそれで作りましたが、
段ボールの両端をカッターで筋をつけて折って、ガムテープで補強して作る
ものでも、十分楽しめると思います。
スロープの傾きを変えたり、
板の真ん中あたりの下側に傾きを作るものを置くと、
シーソーのように、一方を高くしたり、低くしたりして、
ボールが転がる方向を切り替えることができます。
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♦︎何を転がす?♦︎
赤ちゃんと玉転しで遊ぶ時は、誤飲の
ないよう大きいサイズの玉を使います。
ボールプール用の軽いボールは、投げても危なくないし、
エレベーターを作って、高い位置まで吊り下げて遊ぶことも
できます。
でも、こぐまくんの遊ぶ姿を見ていると、
どしっとした重さのある手応えや
ゴロゴロ転がる音を聞くのも
大事だと感じました。
<いっぱい詰めて、パーッと散らばる>
100円ショップで購入した布の入れ物に
こぐまくんと一緒に
ボールをどんどん放り込んだ後で、
ふたをするように手を乗せて、
ひっくり返します。
こぐまくんが袋を持ち上げると、
ボールがパアーッと散らばります。
こぐまくんははしゃいだ声を上げて大喜び。
こぐまくんがうれしそうにしている時は、
最初から同じ手順で、繰り返し遊んでいます。
こんな風に、喜ぶことを何度も何度も繰り返すことが、
こぐまくんとの遊びの中心です。
何回も詰めて、ひっくり返して、ボールが散らばるのを
目にするうちに、
布の袋が逆さまのうちにも、たくさんのボールが出てくるところを
想像しているかのように、こぐまくんの目に輝きが生じます。
次に、
袋にボールを1個だけ入れてひっくり返すと、ボールが1個だけ出てくるということに、
「あれっ?」と不思議そうな顔をして、布袋を熱心に調べていました。
<重ねてコロコロ>
コップを重ねたり、ガムテープの芯にコップを入れたりするのが
楽しいこぐまくん。
物を重ねた状態でコロコロすると、重なったまま転がっていったり、
途中で二手に分かれたりして楽しいです。
こぐまくんは、重ねて、転がす、という2手順を自分でしたいようで、
一生懸命です。でもボールと違って、
コップのような形のものは置き方によってうまく転がったり転がらなかったり
するので、なかなかうまくいかなくて、何度もチャレンジしています。
<転がると音が出る>
100円ショップの鉄琴をボールが転がっていく先に置いておくと、
転がり終わるときれいな音が響きます。