もう1台DRX9255のジャンクがあったので、外付けDAC化と、ボリュームのみを経由させる改造をしてみました。

オペアンプや不要な電解コンデンサーを取り除き、必要な部分の電解コンデンサーをニチコン MUSE-KZに変えるのみで、後はボリュームから直結しました。MUTEのトランジスタ等は残しています。

オペアンプがなくなったので、DC-DCコンバーターは不要となり、取り付けしやすくなりました。ただ、オペアンプがない分ゲインが稼げないので、アンプに頑張ってもらわないとならないですが。

ちょうどDCT-Z1も入手したので、整備してDRX3種と一緒に比較試聴してみました。

DCT-Z1は改めて聞くと分解能も高く、きれいな音だと思うのですが、聞き比べてしまうと、改造DRXのほうが低域の質感が高く、細かい音が聞き取りやすくなっています。まあ、AL32プロセッサーのおかげかもしれませんが。

DRXを比較してみると、DRX9255EXL(OPA2604)⇒DRX9255(OPA627+OPA2604)⇒DRX9255(ボリュームのみ)の順で音がいいようです。音の粒立ち、声の明確さ、低域の質感と明確さが違ってきています。低域に関しては、EXLがちょっと落ちてDCT-Z1に近くなるかなという感じで、OPA627のDRXは、かなり良くなります。ボリューム直結のDRXは、そのさらに上をいく感じです。個人的にはこれがベストですが、心配はゲインでしょうか。アンプが対応できることを祈ります。

そんな感じで、このシステムをKP61にゴールデンウィークにでも取り付けようかな。