せしから |

覚えてます? 宮崎の都城に出張の時 あの、みのもんたさんが テレビで紹介してたって書いてあったので おもわず駅の売店で買った謎の食材です。 1袋450円 感じは大きな揚げ餅みたいです。 ブタの皮を乾燥させたもんらしいです。 わけわかんないもの買って帰ると かみさんがワアワアうるさいので、 日曜なヒマな夕方・・・・ 自分で料理してみましょう。
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袋にはこれといった調理法は書いてありません。 ゆいいつ書いてあったのが 40分、丁寧に煮てもとにもどしましょう・・・・ というのだけ。 早速・・・・・ 全部使うと、失敗した時がさみしいので 今日は、袋の半分を使ってみました。 で、煮てるうちにこんなんに・・・・・ よく見ると白っぽい面があります。 きっと、皮の方でしょう。-----------------------------------------------------------

あ~戻って来ました。 保存食だったんでしょうね、これ。 遊牧民族はヒツジを 農耕民族はブタを重宝したいいますが、 その昔、 ヨーロッパではブタの背脂を乾燥させたもんで 冬をしのいだそうです。 似たようなものでしょうか。 味つけをしなくてはなりません。 ネットで調べても、せしからの味つけは書いてなかったので ポピュラーな煮物のにしちゃいましょう(←なにせいい加減) だし汁 500ミリリットル 酒 大さじ4 みりん 大さじ3 砂糖 大さじ1 塩 小さじ1/2 しょうゆ 大さじ2 ・・・・・ あれ? よく考えると ブタにカツオだしを入れてよいのでしょうか? それに、うちには料理酒しかありません。 料理酒って塩がすでに入ってるいうし・・・・ まあ~~~いいや、そこはてきとーに(←なにせいい加減)-----------------------------------------------------------

他の具も入れましょう。 これ買うとき、駅の売店のオバさんが 「せしからにはタケノコがあうんですよ~」 言われてましたので、 とりあえずタケノコは買って来ました。 あとの具は思いつかなかったので、 あげ豆腐を・・・・ まあ~こんなんでいいでしょう(←なにせいい加減)-----------------------------------------------------------

煮てるとこんな感じに~ あらま、具材が多すぎたか! 最初は小さな固まりだったんですが せしからが、思ったより大きくなるもんで。 煮ている間に豆知識。 「せしから」とは「煎じ殻」からきてるそうで 背脂とかを絞った残り部分だそうですね。 B級グルメで有名な「富士宮やきそば」にも 似たようなものを使ってるそうです。 味見すると、 あ、ちょっと塩見が強いかって感じでしたので 汁をちょこっと捨てて、水たして・・・・ こんなもんでしょう・・・・(←なにせいい加減)-----------------------------------------------------------

サザエさんの頃にはできました~ こんなもんでよいのでしょうか? ボクには 何の知識も、出来上がりイメージもありません。 なにせ、 やほ~の画像探索しても 「せしから」ってヒットしないんですから。 だから、こんなんでいいのだ!(←なにせいい加減) さ~て試食! せしからの食感は コラーゲンみたいなプルプルを思ってましたが 中心部はそんな感じでも まわりは意外にパサパサしてます。 たとえると揚げ餅を煮たような(マンマや) せしからの味は そうです、脂身ですね。 噛むほどジワッと甘くなって。 なるほど タケノコと一緒に食べると せしからの歯ごたえのなさを タケノコのサクサク感がフォローしてくれて 歯触りがよいです。 なかなか美味しいですよこれ。 ビールより日本酒、または冷やしたイモ焼酎があってました。 本当のせしから料理はこんなんじゃないのでしょうが 料理音痴なボク作にしては、合格点でしょう。 「せしから」は幻の食材だそうです。 宮崎の物産館にも、道の駅にも、空港にも売ってないようです。 欲しければ、都城駅へレッツゴーだ!
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