夏の夜のこわい話「 旧軽井沢の民宿での体験 」 | 真とりぴー通信改

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     毎年
     お盆休みというと
     怖い話をひとつ載せてますが
     今回のは、
     ボクにとっては怖い話ではありません。

     でもちょっと不思議な体験かな?と思ってます。

     ボクの大学生のときの夏の夜の話です。

     ひとりの先輩が出て来ますが、
     当時の新聞を見れば
     その名を特定できてしまう記事が載ってます。

     なので大学何年の時の話かは
     あえて伏せてお話しします。

     

 その年の夏休み・・
 ボクは夏合宿の幹事でした。

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     地方の民宿にとって
     大学生の夏合宿は
     ある程度まとまった宿泊客を確保できるので
     おいしいものであったようです。

     サークルやゼミには
     シーズン前になるとその手の勧誘広告が舞い込みます。
     ですから
     合宿候補地選びにはあまり苦労しませんでした。


     ボクはその中から
     旧軽井沢の民宿を候補に選びました。
     すると、幹事さん1名を下見ということで
     交通費と宿泊費を無料にして
     民宿に泊らせてくれるというんですね。

     まあ~ひとりいうのがつまらないですが、
     タダで軽井沢に遊びに行けるのが魅力で・・

     だって学生は時間は自由にあるけど金がないですから。

     だから喜んでその話に飛びつきました。

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     ・・・明日
     その下見に行くと言う前日の夜、

     どうせだから旅行のこづかいかせぎにと
     当時やっていた商品ケースの搬入手伝いのバイトで
     羽田に向かう途中にある流通センターにいました。

     ボクはバイトの合間も
     まあ~明日は旅行いうことで
     ちょっとうかれてましたから、
     だれかれかまわずにそのことを話してましたね。

     で、先輩のFさんが
     「 うらやましいなあ~タダかよ 」
     とか言ってくれてたんですね。


     搬入のバイトですから
     体育会系の人が多くてちょっと上下関係厳しい中、
     そのFさんはやさしくて、
     仕事の手順とか色々教えてくれた人なんですよね~

     バイクが好きな人で
     その日もバイクで現場に来てました。


イメージ 1


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     さて
     いよいよ翌日、上野から信越本線に乗り
     昼頃、旧軽井沢駅に着きました。

     今は新幹線も通ってにぎやかになったかもしれませんが
     当時はどうてことない田舎の駅ですよ。

     民宿はさらに山に入ったとこで
     路もまっすぐは行き止まりの
     まわり何にもない静か~なとこです。

     ましてやシーズン外してますし平日ですから、
     ボク以外は宿泊客もいない。

     昼間は近くのテニスコートとか見て回ったり
     色々と下見でやることありましたが、
     夜はご飯食べたら何もすることない・・・

     ひとりで退屈ですし、
     次の日は軽井沢銀座行こうとか思ってましたから
     10時過ぎには寝ちゃいましたかね。







     まだ虫も鳴きませんからしずか~な夜でした。







     しばら~く寝てたはずです。







 ブワン


     バイクがエンジンふかす音が一回して
     あんまうるさくはなかったんですが
     それまでが静かだったもんだからフッと目が覚めたんですね。

     時間は確認しませんでしたがまだ外は明るくなかったですので
     まだ深夜だったと思います。

     音はそれ一度っきりでしたから
     民宿の人がバイクでどこか行ってて帰って来たのかな~とか
     てきと~なこと思ってそのまま寝ちゃったんですね。

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     翌日
     民宿あとにして
     民宿の駐車場通ったときに見るとはなしに見てましたら、
     送迎用のワゴンとか停まってましたが、バイクはありませんでした。

     ( ああ~じゃ昨日の夜の音は
      バイクで通りかかった人がいたのかな~
      でもこんな行き止まりの路に来るかな~ )

     なんて思ってはいましたが。

     で、軽井沢銀座見ておみやげ買ったりぶらぶらして
     東京の自宅帰ったのは夜のこと。

     すると
     母親がボクの顔見るや
     「 Fさんってお前の先輩じゃなかったっけ? 」と
     いきなり言うんですよね。

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     大きい現場の搬入になると人数かき集めるのに
     Fさんが自宅に電話してきてくれてたんですね・・
     それで母もその名を覚えてたんです。


     エ?驚きました。
     と同時に母の表情見てると
     なんかイヤな予感がしました。

     母に渡された新聞には
     ボクがちょうど民宿に泊まってたその夜に、

     Fさんが
     運転をあやまってバイクで事故死した
     という記事が載ってました。

     驚きました
     そして残念でしたよね
     なんで先輩がって、信じられませんでしたよ。

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     バイク好きな人なら
     エンジン音からバイクの車種とか特定できるっていいますが
     残念ながらボクは出来ません。

     でもあの民宿の夜に聞いたあのバイクのエンジン音は
     先輩がお別れに来てくれたって
     思えてならないんですよね。

     いやそう思いたいです。


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