お化けの特集 4 (″ロ゛) |
お化けの話も今夜で最終夜です。
最後はボクの体験したお話でおしまいとしましょう。
最後はボクの体験したお話でおしまいとしましょう。
このお話には実際にあった、ある事故が出て来ます。
ボクの年齢から逆算した「体育の日」の翌日の読売新聞の朝刊を見れば、その記事が載っています。
ボクの年齢から逆算した「体育の日」の翌日の読売新聞の朝刊を見れば、その記事が載っています。
したがって、その事故を特定しようとすれば出来てしまうのですが、
これから書く記事には、決して遺族の方を傷つける意図は全くありませんのでご了承ください。
これから書く記事には、決して遺族の方を傷つける意図は全くありませんのでご了承ください。
ボクも今ではいっぱしの子を持つ親・・・
子どもを亡くした親御さんの気持ちは痛い程にわかります。
子どもを亡くした親御さんの気持ちは痛い程にわかります。
お亡くなりになったお子さんのご冥福をお祈りいたします。
これはボクが中学1年の時の体験談です。
ボクには、木村という、小学校3年の時からの気の合った友人がいました。
ちょうど時期は、今頃の夏の夜だったと覚えてます。
学習塾の帰りです。
学習塾の帰りです。
日が長いとは言え、9時くらいでしたかね・・あたりは真っ暗、蒸し暑かったですね。
ボクと木村は自転車を押しながら、テクテク、家に帰るんで歩いて来ました・・
ボクと木村は自転車を押しながら、テクテク、家に帰るんで歩いて来ました・・
そして、ボク達が卒業した小学校の脇まで来ました時に、
夏でしたから、プールのカルキのにおいがして来まして、それでボクは思い出したことがありました。
夏でしたから、プールのカルキのにおいがして来まして、それでボクは思い出したことがありました。
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1年前に話はさかのぼりますが、ボクたちがまだその小学校に通っていた、
6年、最後の運動会の日です・・
6年、最後の運動会の日です・・
ボクは実行委員会だったので、運動会の終了後、あとかたづけとかの予定でした。
ところが、先生がやって来て、生徒は皆帰るようにってあわてて言うんで、
みんな「おかしいね~」とか言いながら帰らさせられました。
みんな「おかしいね~」とか言いながら帰らさせられました。
翌日の読売新聞の朝刊で、学校で事故があったことを知りました。
応援に来ていた家族連れの中に、幼稚園にも入っていないお子さんがいました。
当時、プールの囲いの下にすき間がありまして、
親御さんが目を離したスキに、そこから中に入って
プールサイドでひとり遊んでいたんでしょうね・・・
当時、プールの囲いの下にすき間がありまして、
親御さんが目を離したスキに、そこから中に入って
プールサイドでひとり遊んでいたんでしょうね・・・
足をすべらせてプールに落ちて、見つかった時はもう遅かったそうです。
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そんな事故を思い出しまして、正直な気持ちから、ボクは木村に言いました。
「よかったよな、木村、うちら卒業して。だって、いくらなんでも
子どもが溺れ死んだってわかってるプールで、泳ぐの嫌だもんな・・・」
子どもが溺れ死んだってわかってるプールで、泳ぐの嫌だもんな・・・」
プールの囲いが見えて、その前に学校の柵があって、
で、歩道橋が当時あったんですがちょうどその脇の位置でした。
ボクが木村よりやや先に歩いていました。
で、歩道橋が当時あったんですがちょうどその脇の位置でした。
ボクが木村よりやや先に歩いていました。
さっきまで、他愛もないバカな話をして後ろで笑っていた木村の声が、
ボクがこう言った瞬間、戻ってきません。
ボクがこう言った瞬間、戻ってきません。
奇妙な雰囲気を感じました。
「あれっ?・・木村?」
って言ってボクは振り返りました。
って言ってボクは振り返りました。
そして見ました。
とにかく人間の表情ではありませんでした・・感情とか思考とかないみたいな・・
あぐっと口を半開きにして、
目は中空を見るって感じですね、
手は前へ習いみたいに木村の頭に乗っけてるんですが、だらっと甲をさげて・・・
そこには
あぐっと口を半開きにして、
目は中空を見るって感じですね、
手は前へ習いみたいに木村の頭に乗っけてるんですが、だらっと甲をさげて・・・
そこには

肩車された子どもが乗っていたんです。 |
ボクは悲鳴をあげたと思います。
自転車ごと倒れて・・
気を失ったのかもしれません。
・・というのは、次に覚えているのは、
木村が「どうした? どうした?」って肩を揺さぶっていたことだったからです。
木村が「どうした? どうした?」って肩を揺さぶっていたことだったからです。
ボクは怖くて木村の方は見れませんでした。
「肩・・肩・・」って言うのがやっとでした。
時間はどれだけたったか覚えてませんが、
恐る恐る見た木村の肩には、もう何も乗っていませんでした。
「肩・・肩・・」って言うのがやっとでした。
時間はどれだけたったか覚えてませんが、
恐る恐る見た木村の肩には、もう何も乗っていませんでした。
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あれから、30年以上たつんですよね。
幸いに、ボクは霊感がないようで、怖い目にあったのは後にも先にもあれっきりなんですが、
でも、今でもあの肩に乗っていた子の表情ははっきり思い出せます。
幸いに、ボクは霊感がないようで、怖い目にあったのは後にも先にもあれっきりなんですが、
でも、今でもあの肩に乗っていた子の表情ははっきり思い出せます。
あれがプールで亡くなった子、本人だったのかはわかりませんが・・・・
・・・・というわけで、恐怖夜話は今日でおしまい。
来年の夏、まだブログを続けていられたら、
また特集するかもしれませんが・・・・
来年の夏、まだブログを続けていられたら、
また特集するかもしれませんが・・・・
でも、幽霊さん、「ブログネタを提供したろか」
なんて気を利かしてボクの前にあらわれたりしないでね、
気の小さいおっさんなんだから!
なんて気を利かしてボクの前にあらわれたりしないでね、
気の小さいおっさんなんだから!
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