第3回 借金✖呆然✖悪夢 妹の話しでは、借金の額は、約400だった。それなら、なんとかなる。使途理由は、後からでいい。早く解決したい。その一心であった。姉は、怒り狂って、電話できない状況。私は、翌日、すべての定期預金と、へそくりをかき集めた。これで、半分以上は、賄えたであろう。でも、この後、まだまだ、底なしの、見えていない借金があることは、父以外の誰もが知らなかった。そして、父だけで終わらない。忍び寄る、もう一つの影。この時、同時進行で、始まっていたのは、誰も知る由もない。悪夢は、続く。