祖父の話 2
幸せに暮らす彼でしたが、戦争が激しくなりました。
赤紙が届き、お国のため、守りたい家族のため、与えられた任務に励みました。
彼は勤めていた仕事上、技術を持っており、飛行機の整備を任されました。
戦争が終わり、いつかまた家族と幸せに暮らす日を思いながら頑張りました。
ある日、家族の暮らす場所に空襲があったとの知らせを受けました。
大きな空襲で多くの人が亡くなったと。
彼はその場所へ家族を探しに走りました。
養父母は無事でしたが、彼の妻と子供たちとはぐれたとのことでした。
多くの知り合いに妻と子供たちを見なかったかと聞いて回りました。
ある人があっちの防空壕へ逃げていくのを見たと。
ただ、そこはひどい状態だと。
絶対に妻と子供たちを見つける!!と、探していると・・・
子供が持っていた物とよく似たものが落ちていました。
近くには子供と同じくらい背の焼けた遺体。
その近くにも・・・。
彼は自分の妻と子供たちが酷く辛い最後を迎えたことを知りました。
つづく



