先週、地域包括支援センターなごみの郷の職員さんと一緒に、梅雨前線と台風の影響による大雨で、床上浸水の被害に遭った双葉地区の一人暮らしの高齢者のお宅に行き、消毒作業のボランティアをして来ました。

 

今回、双葉地区は床上・床下浸水合わせて600棟という甚大な被害を受け、約1000世帯に消毒液が配布されました。一般の登録ボランティアさんが汚水で汚れた屋内の片付けや清掃をした後に、各家庭において希釈した消毒液で拭き掃除を行います。しかし、高齢者の中には配付を知らなかったり使い方が分からない方もいるので、所轄の地域包括支援センターが担当している高齢者一人ひとりに情報確認をして回っているということでした。

 

この日は運良く晴天で、私たちが行く前になごみの郷の方や社会福祉協議会からのボランティアさん達が片付け作業などをしていて、私たちは希釈した消毒液で床や家財道具などの拭き掃除、総勢7名で復旧に向けて作業をしました。

訪問したお宅は玄関ドアノブの15センチ下位まで水に浸かった跡が残り、冷蔵庫や家具など、多くが粗大ごみに出さざるを得ないようでした。ふすまや床板も傷みがひどい状態でした。

避難所から戻り、夜中に寝ている時に押し入れに溜まっていた水がふすまを押し倒して溢れ出てきたのだそうです。どんなに恐ろしかったことでしょう。

 

隣近所の顔見知りや友達同士で、それぞれの家の片付け・消毒を手伝い合うという家庭も多かったとのこと。近所づきあいは時には大変に感じることもあるけれど、災害時には普段の繋がりで助け合うことができると実感しました。それと同時に、地域から孤立している場合は、ひどい状況にあることをまだ発信できずに困っている方もいると思うので掘り起こしていかないと…と話す、なごみの郷の職員さんの言葉に共感しました。

 

Y.A