先週の水曜日、10月12日、とりで生活者ネットワーク事務所、ネットはうすにて、特定非営利活動法人RAINBOW 茨城の滑川友理さんこと、なめっちさんに来ていただき「LGBT 学習会」を開催しました。
滑川友理さんは、ありのままの自分で暮らせる地域社会をめざすために、このRAINBOW 茨城を立ち上げ、水戸の市議にもなりました。
いやー、なめっちさんスゴすぎです。介護福祉士、クラブDJなどイキイキとありのままに、生きているように見えました。でも子どものころは、女性が女性を好きということや公言することで、辛いことも多々あり、どうでもいいやと自分の人生諦めていたことも。
なめっちさんは、女性が好きな女性なので、レズビアンだと自分のことを話されましたが、多種多様なセクシュアリティがあることを知りました。
学習会の中で、多様なセクシュアリティを簡単に説明するために、「生まれたときの身体的な性別」「自ら思う心の性別=性自認」「行為を持つ対象の性別=性的指向」この3種類の考え方で、自分を女性か男性か分けただけでも12種類のセクシュアリティに分かれますと説明。
でも、性自認や性的指向は、男性か女性かきれいに分けられることばかりではありません。男性も女性も好きな人もいれば、どちらも恋愛対象にはならないという人もいて、最近では判断できないQが加えられ、「LGBTQ」という言い方も生まれました。多分、個性と同じで千差万別なセクシュアリティがあるということを知ることができました。
そしてそれは、本人の意思や努力で変えられるものではないということ。そして、日本のLGBT 人口は、約10人~13人に1人いると言われ、AB型の人や左利きの人と同等または多いということです。
RAINBOW 茨城を立ち上げ、パートナーと結婚し、ありのままに、精力的に生きているなめっちさんですが、それでも、男性と結婚し、子どもを持つ暮らしを捨てきれないと言っていました。特に子どもが好きなので、里親になり育てたいと。でも、今の法律では難しい。同性婚が法律で認められたら、結婚式をあげるんだと語っていました。
そして、性的指向や性自認についての嫌がらせや差別的言動をすることは、SOGIハラスメントと言われるそうです。このSOGIハランスメント、難しいですよね。ついつい知っている人に、「彼氏いるの?彼女いるの?」はたまた恋人がいないと、「あっち系?」とか軽い冗談のつもりで言ってしまうなど。
ハラスメントするつもりでない言動、無意識のハラスメントが課題だと思いました。
でも、SOGIハラスメントを知らないことには、無意識のハラスメントが永遠に続くので、知ることはとてもとても大事だと痛感しました。
なめっちさん、来ていただきお話を聞かせて頂き、有り難うございました。また、お呼びしたいです。
By M.I
