2月9日、午前10時~「議会基本条例」について勉強会を行いました。

講師には議会事務局職員として長年議会改革を推進して来た岩﨑さんを講師としてお願いしました。

まず、議会基本条例が生まれてきた背景を丁寧に説明して頂き、取手市議会基本条例の特徴を説明してもらいました。

その後は、私たちが疑問に思っていることの意見交換をしました。

○「陳情の取扱い方」

H24年に、議会基本条例策定された時は、「陳情」も「請願」と同じように審査・採決されていました。

H30年3月に改定され、議長が特に認めた場合か議員が紹介議員になった場合に、審査・採決されるようになりました。

「陳情」が出されれば、確実に審査・採決されていたものが、今はほとんど審査・採決されていません。

私たちは、「陳情の扱い方」が、後退したように思えてならないのです。

確かに「請願」は、紹介議員がいない限り出すことはできません。

一方「陳情」は、議員の紹介が不要で提出者一人の思いで提出できます。
しかし取手市議会における「陳情」の取り扱いが変わり、議会として受理はされますが、陳情そのものの審議や採決はされず、市議への写しの配布になりました。

素敵な議会の仕組みだったと考えています。

⇒(岩﨑さんより)「陳情が審査されなくなったわけではありません。提出いただいた陳情は、全議員に配布されるとともに、請願として取り扱うかを議会運営委員会において議題としています。」

もしかしたら議長が認めたり、紹介議員になる議員がいない陳情は、採択されないのかもしれません。

それでも、議会の中で「審議する、話合う」ということは大事なのではないかと考えます。

 

〇「会派制について」

私たちは、地方議会は二元代表制であるから、国の政党政治と違って「会派」は要らないと考えています。

「会派」がない方が、よりかっ達に審議がされ、話合いがされるのではないかと思っています。

議案一つとっても、賛成する理由、反対する理由は各人で違います。

せっかく、取手市議会の特徴である、議会基本条例の討論3回までできるも、「会派」という縛りがあると、

討論を聞いて、「賛成から反対へ」はたまた、その逆へということが起こりにくいと思うのです。

⇒(岩﨑さんより)「取手市議会では、「会派」の縛りはないように見えます。

なぜなら、ひびきの賛否結果をご覧になると分かりますが、会派で賛否が分かれることが多々あるからです。

また、より話合いが充実し、合議制が進めば、「会派」がどうのこうのというのは形骸化するような気がします。」

 

〇「紙媒体の議会報ひびきの必要性」

紙媒体の議会報ひびきは、232号まで、新聞折込がされていましたが、233号(令和2年5月1号)からウェッブ版のみになりました。議会だより発行・配布の方法変更目的の一つは経費削減です。

しかし私たちは、新聞折込で目にすることがとても大事だと考えています。

ウェッブ上で見られることも必要だと思いますが、ウェッブでわざわざ見る人は関心が高い人だけになると思います。

それでなくても、議会情報をどう発信していくのか、試行錯誤をしている段階で、

常に議会基本条例の検証の中で高評価が付かない部分です。

費用対効果でなくして良いものだとは思えません。

⇒(岩﨑さんより)「新聞折込を止めて、議会報ひびきは、今はスーパーや駅や公共施設に置いています。取手市の広報とりでも同じように置かれています。しかし残念ながら、広報とりではなくなっても議会だよりは残っているのが現実です。

議会報を紙媒体で配布するのかウェッブで発信するのかそこが問題だとは考えていません。

それより、議会情報を読まなければ、得なければならないという、議会がなくてはならない存在であるという人を増やすことこそ大事なのではと考えます。

もちろん、議会報ひびきという広報紙があることを知ってもらわなければならない。

そのためには、SNS上で発信することも大事だと思いますし、コロナ禍でまだ出来ていませんが、

議員の皆さまと市内店舗の軒下や駅などでひびきを配布、その傍らで意見交換の場を設けるなど。そのような活動もすべきだと思いますが、

議案として上がって来る前に、

議会として市民の意見を吸い上げる、市民と対話する機会を実施して行く必要があるのではないでしょうか。そういう意味では、取手市は、情報をどんどん議員に出してくれる市だと思っています。」

 

とても有意義な意見交換でした。

そして、一番最初に書きましたが、議会事務局職員として議会改革を進める岩﨑さんと「暮らしは政治、暮らしの中からまちづくり」を進めたい私たちとそれほど大きくかけ離れてはいないと思いました。

文責 池田 慈