今週末にかけて、被災者支援法改悪もそうだけど、
国の方ではいろいろ決まっていきました・・・
女性の活躍推進に関する基本法も、可決されました。
10年の時限立法。大きな企業等だけだけど、数値目標もつきました。
でも、誰のための女性の活躍?
「女性よ輝け、活躍しろ!」と、旗を大振りされても、
現実の暮らしの中でのこの違和感。
「活躍」の文字のうしろに、「働け!産め、増やせ!家事も育児も!」が、透けて見えます。
透けて見えても、ともかく必死で活躍(仕事)しようとしても、
出産・育児のところで、多くの大きな壁が、ソフト・ハード両面で立ちはだかります。
取手でも、かくれ待機児童は埋もれたまま、入れた保育園では虐待が報道さる始末。
保健センター統合で、この秋から乳児検診は1か所に。なのに、スケジュールは不明で、シフトにも苦労。
小学校に入っても、放課後子どもクラブはぎゅう詰め状態。
障がいがあったら、そこも難しい。
子どもと公園に遊びに行っても、トイレも手洗い場もない。
子育てがひと段落したら、あるいは晩婚化・高齢出産で子育て中でも介護が同時進行。
女たちは、特別に輝きたいわけではなく、まして国から活躍を押し付けられたくない。
誰もが、今現在も、子どもも親も、地域も大事に暮らしていきたいと望みながら、
必死で家計をやりくりし、仕事に出かけ、
時間を作って家族と向き合い、時間を工面して学校や地域の活動にも向き合おうとしている。
誰もが当たり前に、仕事も家族も、暮らしも、安心して生きていきたいと思っている。
輝け!の前に、
また、審議の最中にあまた出てきた「それっ?!」と女性たちから呆れられた先生方の具体的施策案の前に、
女性が出産・子育て、活躍について、自由な選択が尊重され、
女性に限らず、すべての人の基本的な人権、暮らしが保障される社会であってほしい。