北茨城市は25日、市民の要望を受けて独自に実施していた甲状腺検査で、
3人が甲状腺がんと診断されたと発表しました。
この発表は、ほとんどの報道機関がちゃんと報道してくれませんでしたが、
昨夜(27日)、報道ステーションがとりあげました。
Our planet-tvでは、内容の詳細も出ています。
甲状腺検査については、福島県は、国の費用によって健診を実施していますが、
福島県外では全くされていません。
なので、茨城県では、北茨城市の他に高萩市、牛久市、
千葉県では松戸市や柏市、栃木県では日光市や那須町などが独自の予算で実施しています。取手市にも甲状腺検診を求めましたが、全くダメ。
福島以外の検診については、受診対象や検査費用の負担、
結果の公表などに課題も多いですが、北茨城市の検診の方法は、
とても参考になります。取手市でもぜひ、行っていくべきです。
そして、今日28日、もうひとつの報道発表がありました。
放射線医学総合研究所は、
環境省による福島第1原発事故の避難指示区域に自生するモミの木の調査で、
放射線影響で成長が止まった可能性があると発表しました。
環境省が、避難指示区域の動植物の形態変化を認めたのは初めてです。
環境省によると、福島県の3地点で計441本を調べ、
空間放射線量が高い順に98、44、27%の出現率!
変化は2012年以降に多く発生し、14年には減少傾向。
比較のため茨城県の118本の調査も行い、6%の出現率だったそうです。
茨城のどこで調査したの?異変は本当にモミの木だけ?
未だに、国は原発事故によって向き合っていかなければならなくなった汚染影響について、
無いことにしようとしています。
何よりも優先しなければいけないのは、子どもたちの健康です。
なのに、「被災者生活支援等施策の推進に関する基本的な方針」も改悪!