今回は行動についてです。
愛鳥さんにこのような動きがあった場合は注意が必要、
といった具合に、見つけたら
要注意な行動についてお話ししていきます。
基本的にこのような行動があった場合は、
早急に病院へ連れて行く事をお勧めします。
1・膨らむ、眠る
具合が悪い場合や、様々な病気の
初期症状と言えます。
膨らむということは、その鳥にとって温度が足りていない、
体温を維持できていないことを意味していますので、
早急な保温が必要です。
(プラケージでの看護がオススメです)
気温が何度あれば良いというよりは、
何度であれば寒がらないかを見る事が重要です。
目安として、まずは30℃になるように目指しましょう。
(暑がったら気温を下げます)
健康な鳥も昼間眠る事がありますが、
明らかに日中眠る姿が多い場合は、
具合が悪い可能性があります。
2・うずくまる
ケージの床に降りて、端でうずくまる動作を
している場合も要注意です。
発情行動(尾羽を上げる、卵を抱えるなど)
でも行う事がありますが、
止まり木に止まる気力が無いという場合もあります。
プラケージへ移すか、無い場合は糞切り網を外し、
出来るだけ止まり木を低く設置し、
床に餌をばらまくなどの対策を行います。
3・せき
水を飲んだ直後や、1日に数回程度なら
正常と言えますが、
頻度が多いようなら要注意です。
鳥の場合、呼吸器疾患は重要なケースが多いので、
他に鳥がいる場合は移さないよう隔離するなど、
早急に対応する必要があります。
他にも要注意な行動がありますので、
次回お話したいと思います。
何度も言っていますが、鳥の治療は
「早期発見、早期治療」が原則です。
このような行動じゃなくても、
いつもと違う様子が見られた場合は、
注意して観察するよう心掛けましょう。