ももいろモミのトレーニングのいろは<準備編2 見慣れた風景に> | とり村便り

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こんにちは。 とり村通販サイト 平店員の柴田です。


オカメインコのピーコさんとの2本立てで、トレーニング中です。

今回はタイトルでお分かりの通り、モミ@モモイロインコの登場です。


本題に入る前に、モミの得意技の一つ。ご挨拶をお披露目。


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「こんにちはっ」と、お辞儀ができます♪


正確にお伝えすると、

  「こんにち」で、お辞儀をして

  「はっ」で、シャキーンと体を起こします。

本人もちゃんと、「はっ」のところは言ってくれます。


モミのおしゃべりレパートリーは、

  「モモちゃん」(本名を知っています)

  「モ~ミ」(ニックネームの方も認識しています)

  「Good boy」(飼い主さんが外国の方だったので、自分を褒める時に言います)

  「Hello」(気を引く時にこう呼びかけてきます)

  「Bye Bye Bye」(3回言います)

そして、よく「わちわち♪」とおしゃべりするので、スタッフ間では、「モミ」よりも「わち」とか

「わち男」と呼ばれています。

本当に愛すべき鳥さんです。


それでは、本題に。


モミは特に問題行動があるわけではありませんが、トレーニングを始めるきっかけになったのは、

スタッフからのこんな一言からでした。

「モミがT字スタンドにのってくれないので、体重が量れません。トレーニングやってください!」


TSUBASAでは、約120羽の鳥たちが暮らしています。

これらの鳥たちの健康管理は、まずは体重測定からです。

ほとんどの鳥たちはすでにT字スタンドにのってくれるので、体重測定が楽チンです。

しかし、モミはのってくれないそうです。

モミはただT字スタンドにのる、ということを経験したことがないし、教えてもらった経験がないだけ

なので、T字スタンドにのってくれるトレーニングを始めました。


なので、モミの最終目標は、「すんなりT字スタンドにのる」こと。


ご褒美は、ひまわりの種を選びました。ひまわりの種は、普段のモミの食事には与えておらず、

望ましい行動ができた直後にだけ与えます。そうすることで、行動とご褒美を関連付けていきます。

これが、Positive Reinforcement(ポジティブレインフォースメント)です。

やって欲しい行動を、褒めて伸ばしていきます。


まだ準備編なので、まずはT字スタンドに慣れてもらうことから始めました。


こちらが今回使うT字スタンドです。

おっと!これは、とり村夢工房でお買い求めいただけるものではないですか!?

ご興味のある方はぜひ!

ユーカリの木でできています。
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初めて見る物やおもちゃに対して、鳥さんは驚いて怯えてしまうことはありませんか。

そんな時は、いきなり近づけるのではなく、「いつもの見慣れた風景」になるように

していきます。


モミで試したことは、こんな感じです。


ステップ1

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モミが怖がったり、怯えたりしないくらいの距離に、初めて見るT字スタンドを見せます。

ご対面の瞬間です。

これ以上は特に何をするでもなく、ステップ2に続きます。



ステップ2
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モミが怖がらない位置にT字スタンドを放置します。

これで、モミにとって、T字スタンドは少しずつ見慣れた風景になっていくのであります。

モミの場合は、2日間くらいこの状態を続けて、T字スタンドを少しずつ、モミのケージに

近づけていきます。T字スタンドを持って近づけても怖がったり、怯えたりしなくなりました。

鳥さんに合わせて、放置する期間を見計らってあげてくださいね。

新しいおもちゃを鳥さんに紹介する時も、同じようにしていったら無理なく慣れてくれるでしょう。


ここまでが準備編でした。

次からは、トレーニングが始まります。


結果からお話させていただきますと、モミの場合は約10分のトレーニングで、

T字スタンドにのってくれるようになりました。


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慣れてしまえばへっちゃらさっ。 わちわち♪

教えてくれればなんだってできるよっ。 わちわち♪


次回は、T字スタンドにのってくれるまでの無理のない細かいステップをご紹介させていただきます。