NHKドラマ
「デフ・ヴォイス」
前編が放送されました。

Codaである主人公荒井尚人を演じる草なぎ剛。

笑顔の少ない何か影のある姿。
彼の過去が少しづつ明かされてゆくと
彼を形作って来たものたちが見えてくる。

親兄弟との関係。
元妻。
現在の交際相手とその家族。
と元夫(←要注意人物?!)

そして過去に通訳として関わった事件。

尚人の現状は正義感の強さを表しているし、
過去の事件について関わろうとするのは責任感。
真面目。そして優しい人。

ここから過去の事件と
どう繋がってゆくのか?

交際相手のDV元夫が
どんどん情報を漏らしてくるけど
そんなのに関わって大丈夫なの?

そして
手話で尚人に訴えてきた
あの少女が消えてしまった
って事だよね?

被害者の所属する学校には
子どもの虐待の噂もあって、
嫌な予感しかしない。

韓国映画の
『トガニ 幼き瞳の告発』を思い出したり。



Codaについては
アカデミー賞を受賞した
「Coda あいのうた」を見て
初めて知った感じだったし。

この「デフ・ヴォイス」を見て
自分が今まで知らなかった事、
気づいていなかった事も沢山。

手話にも様々な表現方法があるのね。
方言があったり、
家庭内や小さなコミュニティー内で
やり取りされてるサインとか。

そして、
聾者=手話ができる
ではないという事。

その場合のコミュニケーションを取る方法は
本当に難しそう。
それなのに、
手話通訳も付かない
訂正の全く無い取り調べ調書とか
ゾッとする。

「黙秘」の概念が無い
というのには驚かされたけど、
彼の置かれてきた環境にも目を向ける必要がある
という事だよね。

今回は聾者の方の手話が多く登場するので、
手話をあまり見た事の無い私でも、
その滑らかさと、
草なぎ剛のちょっとぎこちない手話の違いが
見える気がする。
それでも
手の動きで
言葉の激しさだったり
優しさだったり丁寧さだったりが
草なぎ剛の手話からも感じ取れる。

演技と共に手話・・
草なぎ剛にとっても
相当な難易度だったんじゃないでしょうか。



後編が早く見たい!
ホッとできるような終わりであってほしい~。


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