新しい家族を迎えたばかりで、その記事も書いて、こんな悲しいことを書こうかどうしようか考えたのですが…
やはり書くことにしました。
とりぃの妹、「ちぃちゃん」(やっと名前を決めました)はうちに迎えた翌日からくしゃみと鼻水が出てきて、徐々にくしゃみの回数も多くなってきました。
はじめは寒かったのかなという程度に思っていたのですが、やはり心配なので今日かかりつけの病院に行ってきました。
診察室に入ると、先生は誕生日と症状を書いた問診表を見ただけで、とても辛そうな表情をしていました。
症状と季節などの条件を考えると、伝染病の「ジステンバー」の可能性がかなり高いだろうということです。
生後2~3ヶ月で購入してこういう症状が出た場合、特に気温が低くて乾燥している季節の場合は、ほぼ間違いないそうです。
もしかしたらただの風邪やケンネルコフかもしれないけれども、おそらくそういう治療をしても効果はなく弱る一方だし、ジステンバーだとしたら治療は非常に大変な上に先住犬のとりぃの問題もある。
なので、こういう場合は購入したペットショップに返して様子を見ることをすすめているそうです。
慣れた環境に戻ることで快方に向かう可能性も高くなるということもあって。
今はワクチンが普及したので子犬以外はあまりいないのですが、まだワクチンを打っていない犬が多かった頃に北海道でジステンバーが大流行したしたこともみてきたということも聞かせてくれました。
どんなに大変でも手元に置いて治療をしてもらいたい気持ちでいっぱいでしたが、先生が商業主義ではない信用できる獣医さんであることと、その経験からお話ししてくれた内容からで、先生のすすめる方法をとることに決めました。
先生は常々、ペット産業に批判的で、ペットショップから買ってはいけないということを話していました。
とりぃもうちに来たばかりの頃コクシジウムという虫を持っていて、見た目は元気ではありましたが、危ないと言われながらの投薬を続けました。(幸い、今はいたって元気です。)
ショップで売られている犬がどんな環境で生まれ売られてきたか分からないし、あまりにも売る時期が早すぎる。
そういうことから色んな問題が出てくるそうです。
私達も、とりぃのことからこの問題には自覚的なつもりでいました。
最近の広島ドッグパークや悪徳ブリーダーなどのニュースを見るにつけても怒りと悲しみの気持ちをつのらせていました。
しかし、いくら可愛いからといってもまたショップの生体販売を利用することは、まさにその問題に加担する行為です。
自分だけは、この子だけは、という甘えと楽観があったのだと思います。
こんなことを書いていると、ブリーダーやペットショップに責任をなすり付けているようで心苦しくもあります。
たった数日しか一緒にいなくても、今は私達がちぃちゃんの親なのですから。
ショップに預けるという決断も責任を放棄するようで本当に辛いです。
反感をおぼえる方も多いだろうと思います。
そういうことも考えた上で、こういう思いをする方が少しでも減るよう、また言葉では言い表せない自戒もこめて、このことを書きました。
明日ショップに預けることになりますが、なるべく通い、また先生に相談しながらちぃちゃんを見つめていこうと思います。
どんな条件であろうとも、ちぃちゃんという命に出会ったのは、縁があったからだと信じています。
そして、私達のこどもとして、とりぃの妹として、我が家に帰ってきてくれると信じています。
重い内容でしたが、読んでくださりありがとうございます。
更新はもしかしたら少しお休みするかもしれません。