こんにちは、S子です
2月14日に「衛宮さんちの今日のごはん」の第55話(単行本第8巻)に登場する濃厚ふっくらチョコバナナケーキを作ってみました★
「衛宮さんちの今日のごはん」はTYPE-MOONの大人気ビジュアルノベル作品『Fate/stay night』を題材とした派生作品(※Fate/stay nightは派生作品が数多く存在します)の一つ。本作はハードなストーリーが展開される原作とは一線を画し、舞台である「冬木市」での平和な日常が続くパラレルストーリーという位置付けになっています。物語のテーマは「料理」であり、主人公である衛宮士郎が自身と関わり合いのある人物たちに手料理を作り食べさせてあげるという展開が続きます。料理については毎回きちんとした調理の仕方とレシピが漫画内で描かれているのも特徴的です。
オタク夫であるタカシはTYPE-MOONの作品が好きで、同人サークル時代のゲーム『月姫』からの大ファンなんですよ♥
もちろん『Fate/stay night』もゲーム(本編)から派生作品までコンプリートしています(笑)
PCゲーム『Fate/stay night』は伝奇活劇ビジュアルノベルと銘打っていますが、いわゆるギャルゲー(18禁)で、ラブシーン=濡れ場がガッツリあります(笑)PlayStation2及びPlayStationVitaへ移植されたゲームはラブシーンや残酷表現が削られたCERO-C(15歳以上対象)となっています。
そんなオタク夫・タカシの為に、元腐女子で兼業主婦であるこのS子が、漫画に登場するケーキを実際に作ってあげることにしました
「衛宮さんちの今日のごはん」の第55話(単行本第8巻)は、バレンタインデーに主人公である衛宮士郎がクラスメートであり生徒会長の柳洞一成(りゅうどう いっせい)と一緒にチョコバナナケーキを作るというストーリー。レシピは本編の後に掲載されています。
主な材料はホットケーキミックス・ココア・ビターチョコレート・卵・砂糖・完熟バナナ・溶かしバターです。これらを順番にビニール袋の中に入れて手で揉み、パウンド型に流し入れて170℃のオーブンで約40分ほど焼きます。使う道具が少ないので、後片付けが楽ちんところが秀逸です。
分量や作る手順の詳細は「衛宮さんちの今日のごはん」第8巻・第55話の「濃厚ふっくらバナナケーキ」をご確認ください
濃厚ふっくらバナナケーキ
焼き上がりはこんな感じになります。今回もレシピに忠実に作りました。
ケーキの上部にバナナの輪切りを並べましたが、熱を加えたことによってバナナが黒く変色しています。部屋中にバナナ🍌とチョコレートの甘くて良い香りが漂っています
焼き上がりもふっくらしていて美味しいのですが、焼き菓子は一晩置いたほうが味が馴染んで、より一層美味しくなります。網の上にのせて粗熱が取れたら、乾燥しないようにラップとアルミホイルでしっかり包んでおきましょう。
2〜3センチくらいの厚さに切り分けます。バナナケーキと一緒に皿の上にのっているのは、冷蔵庫にあったホイップクリーム(チョコ味)とりんごの赤ワイン煮です。我が家ではホイップクリームを常備しています。シナモントーストやフレンチトースト、手作りデザート等に添えると華やかになりますし、コーヒーに入れても美味しいです。
りんごの赤ワイン煮は息子の大好物で、秋から冬にかけてよく作っています。作り方は適当で、皮を剥いたりんごを8等分に切って鍋に並べ、そこにグラニュー糖と赤ワインを入れて15分ほど煮て、粗熱が取れたらタッパーへ移して冷蔵庫で保管します。そのまま食べても美味しいですし、アイスクリームに添えたり、冷凍パイ生地に包んで焼いても美味しいです
レシピに忠実に作ってみたのですが、生地の水分量が少なくてパサつきが気になりました
そこで少しレシピを改良してみました。
鳥飼さんちのバナナケーキ(試作品)
卵とバターの分量を変えてみました。ビニール袋の中にホットケーキミックス150g・ココア大さじ1杯・グラニュー糖大さじ4杯を入れてよく混ぜ、溶かしバター50g・卵2個・刻んだ完熟バナナ2本を加えてよく揉みます。粉っぽさがなくなったら刻んだビターチョコレート50gと小さくカットしたりんごの赤ワイン煮を加えて混ぜます。よく混ざったら生地をパウンド型(18cm・テフロン加工)に流し込み、170℃のオーブンで45分間焼きます。途中で何度か確認して、焼き色が強すぎる場合はアルミホイルをかけて焼きます。竹串を刺して生地が付いてこなかったらOKです。粗熱をとってラップとアルミホイルで包み、一晩寝かせます。
バターと卵の量を増やし、りんごのワイン煮を加えた為、オリジナルレシピのバナナケーキよりもパサつきが抑えられています。
今回は苺🍓とホイップクリームを添えました。
ちなみにオリジナルレシピで作った時はSeriaの紙のパウンド型を使ったのですが、紙の型は生地の重さで横に広がってしまい、高さが出ませんでした。今回は金属製でテフロン加工がされているパウンド型に薄くバター(分量外)を塗って使いました。
しかし、私が納得するバナナケーキにはあと一歩足りません💦
鳥飼さんちのバナナケーキ(改)
さらに何度か改良を加え、私の納得がいくバナナケーキが完成しました。名付けて「鳥飼さんちのバナナケーキ(改)」です
ココア生地にビターチョコレートを加えると少しクドい感じがするので、今回はプレーンな生地に刻んだミルクチョコレートを合わせています。
鳥飼さんちのバナナケーキ(改)のレシピ
無塩バター 75g ※常温に戻す
グラニュー糖 大さじ6
ホットケーキミックス 150g ※ふるっておく
ミルクチョコレート 50g ※刻んでおく
卵 2個 ※常温に戻す
完熟バナナ 2本 ※適当な大きさに切っておく
シナモンパウダー 適量
ボウルの中に無塩バターを入れ、ヘラで空気を含ませるように練ります。バターが柔らかくなったらグラニュー糖を加えて白っぽくなるまで混ぜ、ホットケーキミックスを3回位に分けて入れて切るように混ぜます。溶き卵を数回に分けて加え、粉っぽさがなくなるまでしっかりと混ぜ合わせます。そこにサイコロ状にカットした甘熟バナナ2本と刻んだミルクチョコレート、シナモンパウダー少々を加えて混ぜます。
型に薄くバターを塗り、生地を流し込んだら型を5センチくらい持ち上げて下に落とすを2〜3回繰り返して生地の空気を抜きます。170℃に予熱したオーブンの中段〜下段に入れて40分〜50分焼きます。途中で何度かチェックし、焼き色が濃い場合はアルミホイルを被せて調整します。竹串を刺して生地が付いてこなかったら焼き上がりです。型に入れたまま粗熱を取り、型から外してラップとアルミホイルで包んで一晩寝かせます。
今回はパウンド型ではなく、15cmの丸型(テフロン加工・底取れタイプ)を使用しました。
一時期ケーキ作りにハマっていた私は、色々な大きさのケーキ型やタルト型を持っているのですが、テフロン加工がされていて底が取れるタイプのものが使い勝手がよくオススメです
6等分に切り分け、ホイップクリームを添えました。卵とバターの量を増やしたこと、完熟バナナを2本加えたこと、丸型を使ったことにより、しっとりとしたバナナケーキに仕上がりました。シナモンのほのかな香りもよく合います
生地にココアを加えなかったこと、ミルクチョコレートを入れたことにより、甘い物が好きな方や子どもでも美味しく食べられると思います。
以前もう一つのブログで作ったバナナケーキよりも美味しく作れました。やはり炊飯器を使うよりも型に入れてしっかりオーブンで焼いたほうが生地がしっかりしていて美味しいです。
今回はこちらのお店で食べたバナナケーキにより近いものが出来ました
家にある道具や簡単に手に入る材料で作れますので、気になった方は是非チャレンジしてみてくださいネ
おしまい❤️