その3の前に書いておきたいこと。 | 基本はいつもスタンドプレイ

その3の前に書いておきたいこと。

 9月3日の放送でも登場した、小島よしおと鳥居みゆきのコンビが今回のスペシャルで再結成されました。で、次はそのレビューを書くつもりなのですが、その前に前回のコラボの時の事をどうしても書いておきたかったので、今回はボクにとって初のアメンバー記事として掲載することにしました。


 なお、最初に申し上げておきますが、このレビューでは、かなり「キツいこと」を書いています。したがいまして、鳥居みゆきに対する反対意見を聞きたくない人、見たくない人、鳥居みゆきに関することは全肯定したい人、鳥居みゆきのネタなら何でも笑える人などは、今日の記事は読まない方がいいと思われます。これは1鳥居ファンとしての、ボクからの「警告」であり、わざわざ「アメンバー限定記事」にした理由です。「その1」の冒頭でも申し上げましたが、今回に関してはたとえ鳥居みゆきであっても、あくまで「出演者の1人」として扱っておりますから。





覚悟は・・・出来ましたか?





 では、前回のを見た感想です。

 このレビューを書くために約1ヶ月ぶりに見たのですが、一言で言えば・・・「ヒドイ出来」でした。本放送から2度め、3度めと再試聴したら良い部分が見つかるかな、という期待は多少ありましたが、結局感想は全く変わりませんでした。

 コラボカーペットで誰と誰を組み合わせるか、というチョイスは恐らくフジテレビ側が行っているのだと思いますが、客観的に見ると小島よしお・鳥居みゆきという組み合わせは、「よく一緒の番組に出ている」「所属事務所が同じである」以外にもともと組む理由が存在しない気がします。少なくとも、以前の組み合わせにあった「ディランとジャックバウアー」とか、「アンガールズとジョイマン」のような「組み合わせる意味」そのものは存在していないでしょう。

 ま、それはそれとして、組むと決まった以上、芸人としてはベストを尽くすべきでしょうね。純粋に優れたネタを作りさえすれば、理由の裏付けなんて消えてなくなりますから。言うまでもないことですが、自分たちで組もうと思ったコンビではないから、台本やプランなしでやってもいいというルールはもちろんありません。

 審査結果が出た後に今田耕司が「このネタ、台本がないらしい」という意味のことを言っていましたが、ボクはその時「だろうな」という淡泊な感想しか持てませんでした。「面白い、面白くない」というレベルまでは残念ながら達していないためです。

 ボク自身はさすがにそこまでは感じませんでしたが、(鳥居、小島の)ファン以外の人が「プランや台本なしでネタやるなんて、レッドカーペットや芸そのものをなめてるよね」とか「とりあえず自分達が暴れさえすれば笑いが取れると勘違いしてるんじゃないか、こいつら」などという意見が出ても不思議じゃないでしょうね。そして、仮に自分がそれを誰かに聞かされたとしても、ボクはそれに対して反論が出来そうにありません。あぁ、その通りだな、と、きっと感じたと思います。

 他にも書こうとしたことはありますが、とりあえず以上が、前回のコラボの感想です。翌週の「桃太郎」が素晴らしい出来だっただけに余計に残念な思いがしましたね。

 いや、そんなことないよ。面白かったよと感じた人もいるかもしれませんが、ボクはそう感じられなかった以上、そっくりそのままの感想を書きました。何故ならボクは鳥居みゆきの「ファン」だから。

 少なくとも鳥居みゆきという芸人は、「こちらが笑って『あげる』」とか「生暖かい眼差しで見なければならない」とか「笑いの沸点を下げて眺める」とか「不自然に持ち上げる」ということが必要な「ボンクラな芸人」ではもうありません。ボクは以前にも書きましたが、鳥居みゆきに関しては見えない部分を作りたくない人間ですから、当然見える部分に対しても「目をつぶらない」ことにしています。それが、ボクの・・・おこがましいようですがファンとしての姿勢です。