鳥居みゆきファンの191分戦争 その1 | 基本はいつもスタンドプレイ

鳥居みゆきファンの191分戦争 その1

 爆笑レッドカーペットSPの話をします。今回は総勢65組が登場するということで、3時間11分という、「ポテンシャルが低い芸人を多数抱えている『エンタの神様』ではとても持ちそうにない」長丁場になっています。で、今回ボクはなんと、この番組に出た「登場芸人全て」をレビューするという暴挙に出ました。したがいまして、テーマは「鳥居みゆき」となっていますが、あくまでも、今回は出演者の1人として語らせていただきますのでそのつもりで。なお、以下の文章はそのほとんどを「敬称略」とさせていただきます。


【渡辺直美&TKO木下(コラボ)】

 TKO木下にかかると、渡辺直美って、別に面白くもなんともないってことがわかってしまったなぁ。

【フルーツポンチ】

 普段に比べたら「ありがち」感は薄かったかな。落ちは言い方を工夫してほしかった。

【超新塾】

 すっかりレッドカーペットの安定勢力。下に寝そべった瞬間、落ちが分かっちゃった。

【なだぎ武】

 ボク「ナウシカ」よく知らないので、面白さは半減。ただ無類におかしかったのは確か。本人の意図しなかったところが特に。

【ナイツ】

 個人的にはこの日のレッドカーペット賞をあげたい2人。言葉遊びが好きなボクとしては、至福の時間でした。「オリンピック」や「SMAP」よりも完成度は数段上。「CRチャコの海岸物語」最強!

【しずる】

 こちらも安定勢力。抱き着くまでのフレーズと盛り上げ方が少し弱かったかな。

【柳原可奈子】

 彼女の良さが分からない人は、おそらくずっと分からないと思う。ボクはずっと分からない。

【Wエンジン】

 なんだかんだ言っても、やっぱり面白い。笑いはやっぱりテンションだな。

【髭男爵】

 持ちネタのストックがずっとなかったせいか、久々の登場。ネタは及第点。「ひぐちカッター」が認知される日が来ようとは・・・。笑いはやっぱりやり切ることだな。

【永井佑一郎&小島よしお(コラボ)】

 ええー、満点かよぉ。

【アップダウン】

 あらためて聞くと、そんなにハモリは綺麗じゃないな。最後の落ちは不要だと思う。

【トータルテンボス】

 動きで笑いを取ろうとした部分(吸って吐いて、おしっこなど)は説明するまでは分かりづらかったなぁ。少し残念。

【ヤポンスキー】

 文句なしに技能賞。

【NON STYLE】

 やっぱり、実力あるよね。

【流れ星】

 同じ満点大笑いでも、前の2つに比べたら少し落ちるかな。ボクの好みじゃないというのもあるけど。

【鳥居みゆき】

 「米のよしだ」のショートバージョン。鳥居みゆきファンというフィルターをかけないでこのネタを見たとしたら、多分純粋に面白かったと感じると思う。あぁ、鳥居みゆきって、結構うまいこと言うなって。

 そして何より喜ばしいことは、たとえ短いバージョンであったとしても、あの「レッドカーペット」の中で1人コントをやれたこと。これは大きい。「削られた」という点では、ファンも、そして鳥居みゆき自身も忸怩たる思いがあるかもしれない。でも、この先行投資は、長い目で見たら決して悪くはない、そう感じた。何しろあの「レッドカーペット」だから。

 あと、ボク自身が自分のことをまだまだ未熟だな、と自覚したのは、今田耕司の「お米屋さんこそ白いの着ればいいのにねぇ」というコメントを聞いたとき。「あぁ、この視点はファンだからこそ見えなくなっているものだ」とその時に、ハッと気づかされました。あの衣装が、ファンにとってはあまりにも当たり前過ぎるからですね。まだまだ修業が足りないですよ、ボクは。


 ということで、その2に続きます。