耳は良く聞こえますか？
難聴は
①外耳や中耳が正常に機能しなくなり
音が伝わりにくくなる伝音性難聴
②内耳やそれより奥の神経系に障害がある
感音性難聴
③伝音性難聴と感音性難聴
の両方の機能障害がある
混合性難聴
に分けられます。
伝音性難聴は
音を大きくすれば聞こえるので
補聴器などを使えば音を聞くことができます。
また、この場合は機能障害が原因なので
手術や治療などで聴力が回復する可能性があります。
感音性難聴は
高音域の音が聞こえにくくなったり、
複数の音を一度に聞いた時に特定の音を
聞き分けたりすることが難しくなります。
また、人ごみや騒々しい場所で
相手の声を聞き分ける事が難しくなったり、
大勢で会話をしているときに特定の人の声を
聞き分けるのが難しくなり、
このような場所での会話が不自由になります。
治療での回復が難しく、
補聴器を使っても聴力を補う事は難しい
と言われる難聴です。
難聴の原因は、
●伝音性難聴
中耳炎やライブハウスなどで
長時間大きな音を聞き続けたり、
ヘッドフォンで大音量で長時間
音楽を聴き続けたりすることがその
原因となる場合が多いようです。
●感音性難聴のひとつである
老人性難聴は加齢により内耳などの
衰えにより発症します。
●このほかにも、先天性のものや外傷性、
ウィルス性、遺伝、ストレス
などがあげられます。
●また、突発性難聴のように
原因があきらかにされていないものもあり
ます。
前回と少しダブりますが
東洋医学では、
耳自体は、腎と関係が深く
難聴に関しては、肝や腎と
関係が深いとされています。
診察・治療は
とくに、耳の周囲の緊張や圧痛などの反応
を噛み分けながら進めます。
また、メニエール病などの場合は
回転性のめまい、耳鳴り、難聴、耳閉感
などが同時に起こるので
さらに治療を工夫しなければなりません。
難聴は、早期に治療すれば
改善するものもあります。
少し聞こえにくいかなと感じたり、
日常の会話で相手の声が聞き取りにくかったり、
何回も相手の話を聞き直したりすることが
多くなってい来たらまずは一度
耳鼻咽喉科で診て頂く事が
大切です。
当院では、
めまいを伴うメニエール病や
突発性難聴、老人性の耳鳴りなど
で来られる方が多いですが、
首や肩のこりの治療で来られて
長年の難聴や耳鳴りを
訴えられる場合も多いです。
気になる方は、いつでもご相談下さい！！
(つづく）
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