「父」です。

娘たちと夕飯の準備をしていた時、推し活の話になりました。

この日、次女は学校の友達に頼んで寿司屋に食事に行ってきたんです。
次女がハマっているゲームのコラボ寿司が出たようで、特定のメニューを頼むとコラボステッカーなどが貰えるらしいです。
食の細い次女がお腹いっぱいになるまで食べても、推しのステッカーは出なかったそう。
家族でまた行こうと誘われました。

次女がゲームのキャラにハマっているように、長女にも推しているアーティストがいます。
主にネットで活躍している歌い手(歌手ではないとのこと)で、東京ドームでコンサートなども行っているそうです。
この歌い手が以前、紅白に出場したことがあるんです。

紅白は出場できても、曲をフルで歌わせてもらえないことがあります。
この歌い手もそうでした。
私はこういった枠をネタ枠だと思っています。

私はこの歌い手があまり好きではありません。
他人の曲を勝手にアレンジして発表したり、MVを勝手に利用したりしているからです。
自らもアーティストなのに、著作権に疎いんです。
なので良い印象を持っていません。

そんなこともあり、私は「ネタ枠」で紅白に出場してたよねと口に出してしまったんです。
その瞬間、長女はその身に怒気を纏いました。
「ネタ枠じゃないっ」と本気で怒ったんです。
長女が怒るのは珍しいので、私は驚いてしまいました。
凍り付いたその場は次女がフォローしてくれたので、大事には至りませんでした。
やはり、推しを貶すのはファンにとっては禁句の様です。

いくら好きではなくても、もう二度とそのアーティストの悪口を長女の前では言わないように決めました。
長女に嫌われたくないので心の中に秘めておきます。