「父」です。

みなさんは『信州パーキング・パーミット制度』というものをご存じですか?
これは長野県が行う事業で"パーキング"という名の付く通り、駐車場に関係する制度です。
公共機関や大型商業施設の駐車場でよく見かけるのですが、青地に白色の車いすマークが塗られた駐車区画がそうです。
これとは別に緑地に白色の高齢者や妊婦などの車いす以外のマークがついた区画もあります。
この駐車区画を使用するには、県が発行する許可証がないといけません。
通常の障害者用駐車場の上位互換です。

平成28年度に始まった制度なのですが、ほとんど認知されていません。
県のPRが弱いのかもしれません。
そのせいか、通常の障害者用駐車場よりも目立つのに、堂々と車を停める奴らの多いこと。
駐車区画が青く塗られ、でかでかと車いすマークが書かれているのにです。
よく行く商業施設では駐車区画の目立つ位置に制度の看板が設置され、黄色いパトランプと共に機械によるアナウンスがされていても停める奴は停めます。
傾向としてはイカツイ車に乗った、ちょっと足りなそうな若い男が多い気かがします。
しかし、よく考えれば目に見えない障害もあるのです。
私もそうですから。
きっと彼らは頭が障害者なのではないでしょうか。
知的障害とか精神障害ではなく"頭"です。
この障害は常識的な判断ができないのです。
可哀そうに……

話が逸れましたが、これと同じような制度が長野県以外にもあり、どの県の許可証でも駐車場を利用できるそうです。
もっと告知すればいいのに。
でも本来なら通常の障害者スペースで事足りるはずなんですがね。
専用スペースを設けなくてはいけないほど、人の心はすさんでいるのでしょうか。
この世界がもっと他人にも優しい世界だったらいいのに。