「父」です。

長い隔離期間も終盤に差し掛かると、次女はすることもなく退屈な日々を送っていました。
今回のコロナで次女は発熱しか症状が出なかったんです。
学校の課題でもやればいいのにと思いつつも、ヒマつぶし用のゲームをダウンロードしてあげました。
隔離されていた部屋には私の仕事スペースもあったので、パソコンだけは大量にあったんです。

今回、次女にプレイさせようと思ったのは『ごく普通の鹿のゲーム DEEEER Simulator』というインディーゲームです。


インディーゲームとは、個人や少人数のスタッフが低予算でつくったゲームのこと。
大ヒットしたマインクラフトもインディーゲームでした。

さて、それでは、ごく普通の鹿のゲームとやらをプレイしましょう。
まず初めに自分の分身ともなるキャラクターの作成からです。



髪型を選んだり、洋服を着せたりしていきます。


次女はこの手の作業が大好きなんです。
ゲームが始まる前に何十分もかけることなんてざらです。

しかし、このゲームのキャラクターエディットはものすごい細かく設定できます。
特に顔!
こんなに項目があるのを久しぶりに見ました。



何はともあれ、キャラクターが出来上がったようです。
ゲームを始める次女。
次女の作ったキャラが横断歩道を渡っています。



反対側から鹿が1頭渡ってきました。
目が合う二人。



その時、遠くからトラックがものすごいスピードで向かってきます。


危ないっ!
鹿を助けるべくトラックの前に飛び出した次女。



けれど間に合わず、トラックにひかれてしまいました。



その時、どこからか響く謎の声。
「転生しますか?」



次女は転生を選択しました。

気が付くと次女は鹿になっていました……



というのがゲームの導入部分です。
あれだけ時間をかけてキャラクターを作ったのに、登場したのはほんの一瞬だけとは。

この後、次女は「普通の鹿」として生活をしていくことになります。

「普通の鹿」ですから、銃を撃ったり、人間の頭に鹿角を生やしたりもできるわけです。

 

次女は、そんな普通の鹿の生活を堪能しているようでした。

隔離生活が少しでも楽しく過ごせたのなら良かったです。

 

しかしこのゲーム、なかなか奥が深そうです。

次女が飽きたら、私もプレイしてみようと思います。