「父」です。
長女と電車に乗ってお出かけしました。
普段は車移動なのでなんだか新鮮な気分です。
私は吊革につかまりましたが、長女はつかまらずに立っています。
電車が揺れても微動だにしません。
長女は普段から電車通学なので慣れているようです。
しばらく揺られていると駅に着きました。
飯田線は無人駅も多いので、切符は車内を巡回している車掌さんから買うシステムです。
私は車掌さんが捕まえられなかったので、降りた駅で車掌さんに現金を渡しました。
駅舎から出ると夏の日差しが降り注いでいます。
大雨だった昨日とは打って変わった暑さです。
暑さが苦手な私は辟易しながらも歩き始めました。
しばらく行くと、私はある選択を迫られました。
目の前に見える小高い丘。
その頂上が目的地なのです。
そこへ行くには二つのルートがあります。
急だが距離が短い階段と、急だが距離が長い坂道の二つです。
私は迷わず坂道を選択しました。
自ら苦行を選んだのではありません。
私たちと同じ場所へ向かう人たちが、みな階段を選んだからです。
階段の幅は狭く、追い越すことは困難です。
私がもたもたしていたら、後ろからくる人たちの迷惑になってしまうのです。
そんなわけで坂道を登っていきます。
途中、何度もくじけそうになりましたが、長女が私の背を押してくれたので諦めずに上りきることができました。
目的地では祭りが開催されており、多くの若者であふれています。
ここで私はガチャガチャを回しました。
出てきたのは、ブタっぽいタコのキーホルダーです。
もしかしたら、タコっぽいブタかもしれません。
次女のお土産にしようと思います。
祭りを堪能した後、今度は下り道を帰ります。
私は迷わず階段を選択しました。
その方が楽だからです。
再び電車に揺られ、最寄り駅に到着。
自宅に戻るまでに坂道があり、ここでもくじけそうになりました。
自宅に帰ると速攻でエアコンのスイッチを入れます。
すぐに出てくる冷風が心地よいです。
長女はすぐにリビングで横になり、スマホをいじっています。
私も1週間分を歩いたので、もう動きたくありません。
次女の横にゴロリと寝転がり、狩りの準備をしました。
久しぶりの長女との電車の旅は新鮮で楽しいものでした。
でも、やっぱり車が楽だと再認識した休日でした。