どうも、鳥母です。
過去、図書館司書として働いていたワタクシ。
今日は最近の朝ドラで、なぜ罪悪感をかきたてられるのかを書こうと思います。
皆さん、今期のNHK朝ドラ見てますか?「らんまん」です。
牧野富太郎博士をモチーフにしている人間ドラマ。
この朝ドラで、なんで罪悪感を掻き立てられるかって…
捨てたからです。
牧野富太郎の植物図鑑。
学校で図書館司書をやっていたころ、廃棄本にしました。
もちろん、日本植物学の父、といったことも知ってました。貴重な本だってことも。
でもさ…学校図書館の棚は限りがあるわけで。
どんどん新しい本は出版されるし。
現代の子どもたちが、1960年代出版の本なんて読まないって、わかり切ってるし…
自分だって、図鑑を調べよう!って思ったら、出版年が一番新しいの探します。
まかり間違っても50年前の本なんて手に取らないよ…
貴重な本はデポジットライブラリ(保存館)で保存してくれよ…
学校図書館で保存するの、無理だって!
結果、理科の先生にいらないですか?って声をかけた後、捨てたんでした。
いろいろ理屈を並べましたが、やっぱりいいものだってこともわかってるから、後ろめたいのよね。
昨今出版されてる写真の図鑑より、手書き細密画のマキノ図鑑は、植物の特徴をとらえやすいと思います。
写真って、どうしても背景うつりこんじゃうしね。
ただ…やっぱさあ…
読んでくれないよ、現代の小中学生。
出来たスペースには誠文堂新光社のビジュアル図鑑を置いたのでした。
未だに何が正解だったのか、振り返って考えることがある。
そんな、牧野富太郎。